昨日、4時半から8時半までの勤務。帰りは、ぐったり。今朝、4時半起床、コーヒーを飲み、ベジタブルカレーを食べ、再び寝る。8時半に再度起床。このパターンが続いている。
待ちに待った土曜日。さっそくマッサージに出かける。女の人だったが、つぼを押せば日本一。もう最高。マッサージの後って、ほんと力が出ます。毎週ハマっているな。
帰りにラーメン屋めぐり。今日寄った店は、熊本トンコツラーメン。久々のヒット!うまか~!阿蘇火山辛味噌ラーメンって、どのくらい辛いのかってビビりましたが、私にとっては絶品。気持ちよく900円を支払い、帰途に。「味千拉麺」というチェーン店です。
http://www.aji1000.co.jp/shopinfo/tenpo_info_1.php?ID=’119’
グリーンに、おもちゃを買ってきていたので、遊ぶ。彼の好みにあったらしく、非常にエキサイト。ねずみ一匹捕まえられないくせに(笑)
と、典型的な土曜日。ところが、新聞を読んで、少し勇気をもらった。もう旬の情報ではないが、ノーベル平和賞授与式において、ノルウェイの女優リブ・ウルマンさんが代読した劉暁波(りゅう ぎょうは)氏の「私には敵はいない:私の最終陳述」の概要である。
アサンジュ氏が、アメリカの見せしめになっている現在、大国中国の獄中にいるのが劉暁波氏。二人とも似た処遇だ。可愛そうに、11年か、なんて考えていた私だったが、劉暁波氏は間違いなく刑期よりも早く釈放されるだろうと思い直した。追い詰められているのは彼ではなく、中国共産党なのだ。
「憎しみを愛に。。。。私は願う。中国の際限ない文字の獄 (もんじのごく)による最後の犠牲者が私であることを。そして、この時点から、何人も、言論によって処罰されないことを」
彼は、その中で、
1)中国が、社会を「憎しみ」の伴う階級間の「闘争」とは看做さなくなり、改革・開放政策を推進してきたこと、
2)検察官、裁判官、看守までが彼を尊敬の念を持って扱うようになったこと、
3)獄中での彼に対する待遇が非常に向上したこと、
4)当局が天安門事件の表現を「騒動」(turmoil and riot)から「動乱」(political disturbance)に変えたこと、(定訳があるんでしょうが)
*中国語原文では「動暴乱」から「政治風波」に変化したとあります。前者は「動乱、暴動など」、後者は「政治的騒動、政治的混乱など」の意味です。ちゃんと中国語を勉強しておけばよかった。。。
などを挙げ、中国共産党自身が民主化への道を進みつつあるとしている。
私の不勉強さも明らかとなった。中国は、1998年10月7日、国際人権宣言B規約(自由権規約)に署名しており、2004年、中国憲法を全人代が修正し、第35、40、41条を以下のように定める。
第35条
中華人民共和国公民は、言論、出版、集会、結社、行進及び示威の自由を有する。
第40条
中華人民共和国公民の通信の自由および通信の秘密は、法律の保護を受ける。国家の安全又は刑事犯罪捜査の必要上、公安機関又は検察機関が法律の定める手続きに従って通信の検査を行う場合を除き、いかなる組織又は個人であれ、その理由を問わず、公民の通信の自由及び通信の秘密を侵すことはできない。
第41条
1.中華人民共和国公民は、いかなる国家機関又は国家公務員に対しても、批判及び提案を行う権利を有し、いかなる国家機関又は国家公務員の違法行為及び職務怠慢に対しても、関係の国家機関に不服申し立て、告訴又は告発をする権利を有する。但し、事実を捏造し、又は歪曲して誣告陥害をしてはならない。
2.公民の不服申し立て、告訴又は告発に対しては、関係の国家機関は、事実を調査し、責任を持って処理しなければならない。何人も、それを抑えつけたり、報復を加えたりしてはならない。
3.国家機関又は国家公務員によって公民の権利を侵害され、そのために損失を受けた者は、法律の定めるところにより、賠償を受ける権利を有する。
驚くべき先進的内容だ。どこまで実行するつもりか、ということがいつも問題視されるが、少なくとも、後戻りをすることは難しい。劉暁波氏は「威厳のある誠実な人生」と自らを表現する。可愛そうな受刑囚ではなく、中国の未来を一歩先に歩く人間なのだ。
中国の新聞は、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞をひた隠しにする一方、それが内政干渉であることは堂々と報道している。小国ノルウェー、拍手喝采。
http://news.eastday.com/c/20101211/u1a5602171.html
アサンジュ氏の逮捕に抗議して、ウィキリークス関係者が、月曜にオープンリークス(OpenLeaks)を立ち上げるそうだ。こっちも要注意。民主党、割れちゃえ。以上、政治ネタ。
じわじわ年末モード。やることはやっておかないと来年苦労するぞ!と自分を戒めるのでした。雪が降っていました。もう晴れましたけど。恐ろしく寒い。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
レファレンス
*「私に敵はいない:私の最終陳述」(2009年12月23日に法廷へ提出された陳述書全文)
http://nobelpeaceprize.org/en_GB/laureates/laureates-2010/statement-2010/
*文字の獄
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%AD%97%E3%81%AE%E7%8D%84
*国際人権宣言B規約(自由権規約)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/index.html
*中華人民共和国憲法
http://www.togenkyo.net/modules/reference/content0003.html
*劉暁波氏が中心となってまとめた「08憲章」(未来の中国憲法ですよ)
http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/597ba5ce0aa3d216cfc15f464f68cfd2
参考文献
『天安門事件から「08憲章」へ 中国民主化のための闘いと希望』
劉燕子編、横沢泰夫ほか訳、藤原書店、2009年
待ちに待った土曜日。さっそくマッサージに出かける。女の人だったが、つぼを押せば日本一。もう最高。マッサージの後って、ほんと力が出ます。毎週ハマっているな。
帰りにラーメン屋めぐり。今日寄った店は、熊本トンコツラーメン。久々のヒット!うまか~!阿蘇火山辛味噌ラーメンって、どのくらい辛いのかってビビりましたが、私にとっては絶品。気持ちよく900円を支払い、帰途に。「味千拉麺」というチェーン店です。
http://www.aji1000.co.jp/shopinfo/tenpo_info_1.php?ID=’119’
グリーンに、おもちゃを買ってきていたので、遊ぶ。彼の好みにあったらしく、非常にエキサイト。ねずみ一匹捕まえられないくせに(笑)
と、典型的な土曜日。ところが、新聞を読んで、少し勇気をもらった。もう旬の情報ではないが、ノーベル平和賞授与式において、ノルウェイの女優リブ・ウルマンさんが代読した劉暁波(りゅう ぎょうは)氏の「私には敵はいない:私の最終陳述」の概要である。
アサンジュ氏が、アメリカの見せしめになっている現在、大国中国の獄中にいるのが劉暁波氏。二人とも似た処遇だ。可愛そうに、11年か、なんて考えていた私だったが、劉暁波氏は間違いなく刑期よりも早く釈放されるだろうと思い直した。追い詰められているのは彼ではなく、中国共産党なのだ。
「憎しみを愛に。。。。私は願う。中国の際限ない文字の獄 (もんじのごく)による最後の犠牲者が私であることを。そして、この時点から、何人も、言論によって処罰されないことを」
彼は、その中で、
1)中国が、社会を「憎しみ」の伴う階級間の「闘争」とは看做さなくなり、改革・開放政策を推進してきたこと、
2)検察官、裁判官、看守までが彼を尊敬の念を持って扱うようになったこと、
3)獄中での彼に対する待遇が非常に向上したこと、
4)当局が天安門事件の表現を「騒動」(turmoil and riot)から「動乱」(political disturbance)に変えたこと、(定訳があるんでしょうが)
*中国語原文では「動暴乱」から「政治風波」に変化したとあります。前者は「動乱、暴動など」、後者は「政治的騒動、政治的混乱など」の意味です。ちゃんと中国語を勉強しておけばよかった。。。
などを挙げ、中国共産党自身が民主化への道を進みつつあるとしている。
私の不勉強さも明らかとなった。中国は、1998年10月7日、国際人権宣言B規約(自由権規約)に署名しており、2004年、中国憲法を全人代が修正し、第35、40、41条を以下のように定める。
第35条
中華人民共和国公民は、言論、出版、集会、結社、行進及び示威の自由を有する。
第40条
中華人民共和国公民の通信の自由および通信の秘密は、法律の保護を受ける。国家の安全又は刑事犯罪捜査の必要上、公安機関又は検察機関が法律の定める手続きに従って通信の検査を行う場合を除き、いかなる組織又は個人であれ、その理由を問わず、公民の通信の自由及び通信の秘密を侵すことはできない。
第41条
1.中華人民共和国公民は、いかなる国家機関又は国家公務員に対しても、批判及び提案を行う権利を有し、いかなる国家機関又は国家公務員の違法行為及び職務怠慢に対しても、関係の国家機関に不服申し立て、告訴又は告発をする権利を有する。但し、事実を捏造し、又は歪曲して誣告陥害をしてはならない。
2.公民の不服申し立て、告訴又は告発に対しては、関係の国家機関は、事実を調査し、責任を持って処理しなければならない。何人も、それを抑えつけたり、報復を加えたりしてはならない。
3.国家機関又は国家公務員によって公民の権利を侵害され、そのために損失を受けた者は、法律の定めるところにより、賠償を受ける権利を有する。
驚くべき先進的内容だ。どこまで実行するつもりか、ということがいつも問題視されるが、少なくとも、後戻りをすることは難しい。劉暁波氏は「威厳のある誠実な人生」と自らを表現する。可愛そうな受刑囚ではなく、中国の未来を一歩先に歩く人間なのだ。
中国の新聞は、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞をひた隠しにする一方、それが内政干渉であることは堂々と報道している。小国ノルウェー、拍手喝采。
http://news.eastday.com/c/20101211/u1a5602171.html
アサンジュ氏の逮捕に抗議して、ウィキリークス関係者が、月曜にオープンリークス(OpenLeaks)を立ち上げるそうだ。こっちも要注意。民主党、割れちゃえ。以上、政治ネタ。
じわじわ年末モード。やることはやっておかないと来年苦労するぞ!と自分を戒めるのでした。雪が降っていました。もう晴れましたけど。恐ろしく寒い。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
レファレンス
*「私に敵はいない:私の最終陳述」(2009年12月23日に法廷へ提出された陳述書全文)
http://nobelpeaceprize.org/en_GB/laureates/laureates-2010/statement-2010/
*文字の獄
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%AD%97%E3%81%AE%E7%8D%84
*国際人権宣言B規約(自由権規約)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/index.html
*中華人民共和国憲法
http://www.togenkyo.net/modules/reference/content0003.html
*劉暁波氏が中心となってまとめた「08憲章」(未来の中国憲法ですよ)
http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/597ba5ce0aa3d216cfc15f464f68cfd2
参考文献
『天安門事件から「08憲章」へ 中国民主化のための闘いと希望』
劉燕子編、横沢泰夫ほか訳、藤原書店、2009年
コメント
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>2)検察官、裁判官、看守までが彼を尊敬の念を持って扱うようになったこと、
>3)獄中での彼に対する待遇が非常に向上したこと、
南アフリカのマンデラ氏のときと似てますね♪
!(^^)!
>南アフリカのマンデラ氏
そうですね。獄中でも社会変化を見抜く劉暁波 (りゅう ぎょうは)氏にとって、何事も無駄なものはないと思い知らされました。
暁はきっと来ます!! (^w^)g