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2011年4月10日日常コメント (4)

グリーンの生還にお祝いのメッセージをいただき、ありがとうございました。食べては寝るの繰り返しで体重の回復をはかっているようです。本当に良かった。

また、相互リンクをしていただいた方、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

この日記を書き終えたら、選挙です。シラけていますが、市民権は行使せねば。

さて、原発です。はっきり言わせていただければ、もうメディアは福島原発では視聴者、読者をひきつけられません。国民も海外の市民も、もう飽き飽き。したがって、報道はどんどん減っていくし、政府の発表もいい加減（最初からだが）になる。

こうして、原発のことに関して書こうものなら、読者はぐっと減るだろう。私の場合、別に読者数を気にしてはいませんが。ま、ネットもマスコミも連動しているということで。

さて、新しい展開としては、政府は、これまで被曝値パーアワーを問題にしてきたが、積算値に変えた。１時間当たり何シーベルトかではなく、１年間の積算値が２０ミリシーベルト以上に達する地域の人は避難しなければならないと。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=39210

しかし、文部科学省の発表では、１時間あたりの被曝値を２４時間当たりの積算値に変えたくらい。全国の大学が発表した空間放射線量です。私の住む十勝は、２４時間で、１マイクロシーベルトです。だから？
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/09/1304777_0409u.pdf

過去の事故もそうでしたが、福島原発事故も収束には長い時間を要します。収束すればの話ですが。ここが原発事故の最も危険な点です。

５０年経てばどうでしょう？セラフィールド原子炉（英、１９５７年事故当時ウィンズケール原子炉）のプルトニウム工場事故は、人類初の大原子炉事故でした。３０年間隠されていましたので、また、事故のタイプが異なるので、福島とは、かなり事情が違いますけど。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89

シェフィールドと間違えて、随分と時間を浪費しました。セラフィールドです。海水の汚染は、まだ続いています。知っている人はどれほどでしょう？スリーマイル、チェルノブイリに押されて、滅多に問題にされません。この新聞記事は、かなり珍しい類の報道に入ると思います。
http://www.asahi.com/international/update/0402/TKY201104020358.html

海外の、というか、欧米のメディアも、福島原発関連のニュースは、もう小出しにしか報道していません。段々、興味本位になる傾向も。

グーグル。福島原発関連はありません。
http://news.google.com/news?pz=1&ned=us

ニューヨークタイムズ。現場で働く下請け業者。分かりきったことです。これだけ。
http://www.nytimes.com/2011/04/10/world/asia/10workers.html?_r=1&hp

CNN。福島第一原発半径１５キロまで入る。犬が歩いています。アバンダンド・ドッグスを見せたいだけじゃないでしょうか。福島原発関連はこれだけ。
http://www.cnn.com/video/#/video/world/2011/04/09/nr.radiation.zone.drive.cnn?hpt=C2

インディペンデント。汚染水の海洋投棄を止めるらしい。一進一退。福島原発関連はこれだけ。
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/japan-ready-to-stop-pumping-radioactive-water-into-sea-2265958.html

こうして、福島第一原発（だけだと信じたいのですが）の事故も、時間と共に風化していくのでしょうか？それは、私たち次第だとは思いますが、放射線値が何シーベルトと言われても、段々と慣れてゆきます。それではダメなのは分かっています。分かっていますが。

今、最もポジティブな企業は、東芝です。福島第一原発の廃炉は１０年と半年で解決すると高らかに宣言しました。本当でしょうか？それでも１０年半。私なぞ、もう生きていないかも知れません。福島元年に生まれた子供が１０歳６ヶ月になった時、何もなければ良いのですが。