久しぶりに暖かな土曜日。いつもなら10時ころまで寝て、朝食をとった後は二度寝のはず。
ところが、今の会社のシステムの関係上、今月は土曜日を二回使って、2時間15分の授業を、それも朝10時から行わねばならない。
本日、9時起床。通勤時間10分、授業開始10分前には到着という条件だと、9時40分出勤だ。とりあえず、シャワーを浴びて、コーヒー飲んで、新聞の1面だけを読み、さて、出発。
S君はとても真面目な生徒だ。ちょっと、親にコントロールされ過ぎで、週2回の空手も塾も、みな親の押し付けかな。
今の中学生、特に中3は、芸能人並みの(死語?)忙しさだ。朝起きてから、自由になる時間はほとんどない。内申点が高くなるからと、部活もしている生徒が多いし、ピアノやバイオリンの稽古にも通う。
要するに、受験勉強というのは、こうした過酷な条件で生きてゆけ、それがお前たちの将来だ、という日本の現実を徹底的に刷り込むためにある。知識のためだけではない
確かに、サラリーマンやっていた時は、なるほど、受験勉強で培ったハードワークの姿勢は毎日の勤務に役立っているなと思った。
朝7時から夜10時まで、山積みになった仕事(書類に印鑑を押すなどという仕事も結構あった)を片付けないと帰宅できないのだ。そのうち、受験の時と同じようにテクニックを覚え、次第に仕事を早く済ますのが得意になったが。
で、そういう仕事への興味が失せ、今のような生活をしているが、長年一つの仕事に精進している方々には頭が垂れる。
そんなことを考えているうちに、授業は終了となり、時計を見ると12時30分。
帰宅後、新聞のまとめ読み、そして、読書(はい、高木氏の著作です)へと進むはずだったが、脱線して、テレビを観てしまった。
最果ての日本人、というタイトルだったか、日本人は他に誰も住んでいない世界の極北で生活する、正確には元日本人たちを追ったものだ。
一人は、モロッコの最果てのオアシスでホテル(バックパッカー向け)を経営している方だった。砂漠の美しさに魅了されて、ついに永住を決めた。砂漠?と思い勝ちだが、次々と表情を変える砂漠は神秘的だ。その天蓋には、きらめく星たち。
次は、グアムからかなり離れた小島に住む夫婦。近くには、無人島が多数。旅行者をそれら無人島へ観光案内するのが生業だ。海の大いなる恵みに満ちた島々での生活は、不便だが、日本を離れた理由は理解できるような気がした。
三番目が、アルゼンチンの奥地で自然農法を実践する夫妻。畑は耕さない、雑草はとらない、種は適当な場所へ投げるだけ。後は自然の成り行きに任せる。ところが、驚くほどの収穫。哲学がある。
最後が、オーロラの魅力にとりつかれ、アラスカの内陸で生活を始めた親子。周りには人は住んでいない。冬にはマイナス55℃近くまで下がる極寒。不便至極の生活環境。それでも、自宅からオーロラさえ見えればそれで良いという潔さ。
以前、マサイ族の村に、単身、獣医として移り住んだ日本人女性の番組を見て、驚いた。しかし「この地平線を見ていると地球って大きいなってことが分かるんですよね」の一言に、それか、と思った。滝田明日さんである。
http://www.asukafrica.com/book.php
皆、文明を生活に持ち込んではいるが、それは最低線。持ち込めば持ち込むほど不便になる。だから最低限の文明の力と共に暮らす。何時間もかけて水を汲みにいったり、何時間もバスに揺られて買い物へいったり。しかし、そういう人間の表情は明るく、屈託ない。辛いことも多いのだろうが、苦労だとは思っていない。
そういう境地にたどり着くことはできないだろうが、観ていて元気が出てきた。ありきたりだが。
ところが、今の会社のシステムの関係上、今月は土曜日を二回使って、2時間15分の授業を、それも朝10時から行わねばならない。
本日、9時起床。通勤時間10分、授業開始10分前には到着という条件だと、9時40分出勤だ。とりあえず、シャワーを浴びて、コーヒー飲んで、新聞の1面だけを読み、さて、出発。
S君はとても真面目な生徒だ。ちょっと、親にコントロールされ過ぎで、週2回の空手も塾も、みな親の押し付けかな。
今の中学生、特に中3は、芸能人並みの(死語?)忙しさだ。朝起きてから、自由になる時間はほとんどない。内申点が高くなるからと、部活もしている生徒が多いし、ピアノやバイオリンの稽古にも通う。
要するに、受験勉強というのは、こうした過酷な条件で生きてゆけ、それがお前たちの将来だ、という日本の現実を徹底的に刷り込むためにある。知識のためだけではない
確かに、サラリーマンやっていた時は、なるほど、受験勉強で培ったハードワークの姿勢は毎日の勤務に役立っているなと思った。
朝7時から夜10時まで、山積みになった仕事(書類に印鑑を押すなどという仕事も結構あった)を片付けないと帰宅できないのだ。そのうち、受験の時と同じようにテクニックを覚え、次第に仕事を早く済ますのが得意になったが。
で、そういう仕事への興味が失せ、今のような生活をしているが、長年一つの仕事に精進している方々には頭が垂れる。
そんなことを考えているうちに、授業は終了となり、時計を見ると12時30分。
帰宅後、新聞のまとめ読み、そして、読書(はい、高木氏の著作です)へと進むはずだったが、脱線して、テレビを観てしまった。
最果ての日本人、というタイトルだったか、日本人は他に誰も住んでいない世界の極北で生活する、正確には元日本人たちを追ったものだ。
一人は、モロッコの最果てのオアシスでホテル(バックパッカー向け)を経営している方だった。砂漠の美しさに魅了されて、ついに永住を決めた。砂漠?と思い勝ちだが、次々と表情を変える砂漠は神秘的だ。その天蓋には、きらめく星たち。
次は、グアムからかなり離れた小島に住む夫婦。近くには、無人島が多数。旅行者をそれら無人島へ観光案内するのが生業だ。海の大いなる恵みに満ちた島々での生活は、不便だが、日本を離れた理由は理解できるような気がした。
三番目が、アルゼンチンの奥地で自然農法を実践する夫妻。畑は耕さない、雑草はとらない、種は適当な場所へ投げるだけ。後は自然の成り行きに任せる。ところが、驚くほどの収穫。哲学がある。
最後が、オーロラの魅力にとりつかれ、アラスカの内陸で生活を始めた親子。周りには人は住んでいない。冬にはマイナス55℃近くまで下がる極寒。不便至極の生活環境。それでも、自宅からオーロラさえ見えればそれで良いという潔さ。
以前、マサイ族の村に、単身、獣医として移り住んだ日本人女性の番組を見て、驚いた。しかし「この地平線を見ていると地球って大きいなってことが分かるんですよね」の一言に、それか、と思った。滝田明日さんである。
http://www.asukafrica.com/book.php
皆、文明を生活に持ち込んではいるが、それは最低線。持ち込めば持ち込むほど不便になる。だから最低限の文明の力と共に暮らす。何時間もかけて水を汲みにいったり、何時間もバスに揺られて買い物へいったり。しかし、そういう人間の表情は明るく、屈託ない。辛いことも多いのだろうが、苦労だとは思っていない。
そういう境地にたどり着くことはできないだろうが、観ていて元気が出てきた。ありきたりだが。
コメント
とりあえず、私は今の仕事を定年までやれるか不安かも…
コメントありがとうございます。
>時間がかかるから、そこに何かしらの感動がある
そう、この逆説に私などは気付かないのですね。時間がかかると、
それだけで、いつもイライラします。
一つの仕事を定年まで続ける、というのは、皆さんがなさっている
ように見えますが、実はとても難しいことだと思います。特に極楽
トンボの私には(笑)