何のことはない。今日返却日の2冊、電話で2週間延長を頼んだら、いいですよという返事。ホームページに書いてあった。但し、次に読みたいという予約が入っていない場合。

原発本というのは、特にクラシックスは余り読まれないようだ。そういえば、最近、反原発大家による新刊本がやたら出ているし。

でもね、例えば、スリーマイル島原発(TMI)の事故がどういうものだったか、ということを知らずに、福島、いや原発一般を語ることはできない。

よくTMI事故は人為的ミスと言われる。しかし、よく読むと、原発の構造上の問題が大きな原因となっている。

また、原子炉の温度が、あるリミットを超えると、計測器が誤作動し、コンピューターが?????というクエスチョンマークを連発したという点(壁に蝿が密集するのと同じくらい気持ち悪い)でも、TMI事故は、設計ミスによって引き起こされたといえる。

こんな状況で、作業員が正しい判断を下せるはずがない。炉心溶融というような状況を予測していない原発設計だったのだ。

福島原発事故にはよく似た点がある。地震、津波、そして、その結果、炉心が融けてしまえば、中で何が起きているか、長い間、把握すらできないのである。

耐震性が考慮されていなかったとか、非常時の避難体制のシナリオがなっていないなどいうのは、全く、同質の問題だ。

高仁(高木仁三郎氏のことをこれからはこう呼ぼう)著作集1で、いよいよチェルノブイリ事故の分析に進む。

人生を賭けて反原発を説いた高仁の案内によって原発問題というものを考えることができるのは幸いである。

問題は、一度手を出してしまった原発から、人間は引き返すことができるのかということだ。これは、高仁を更に読み進めるなかで考えたい。

場合によっては、もう遅いのかも知れない。そういう結論に至らないことを願うし、タイのようにこれから原発を建設しようとしている国は絶対に止めるべきだ。ドイツの「実験」には不安を感じながらも期待をしている。

今日は蒸し暑い。今年も猛暑の夏になるのだろうか。風呂にでも入りたいが、すぐに汗をかきそうで、もう少し後にする。

双子さんの日。中3だから3年生の勉強もしなければならないのだが、1・2年の基礎力が無い。内申点を上げて、推薦での合格を目指すが、もしもの時のために、入試用の対策も行う。

週1回2時間の指導である。大半はコツコツと宿題をこなしながら学んでいただかねばならない。今のところ真面目にやってくれているので助かる。

会社としては、週2回に増やすなどの増収策を考えているようだが、私が見るに、そんな金銭的余裕のある家庭ではない。二人一度に塾へ行かせなれないので家庭教師にしているというのが現状だ。

何とも世知辛い話だが、現実である。

本田真穂さんからメール。ハリウッドを目指してNYCに渡り、もう2年か。純粋に夢を追う(かなり楽しみながら)姿は真似したい。息抜きに寄る度、面白いブログ。
http://mahoblog.exblog.jp/

さて、社会人の生徒さんの過去問集を解いて、風呂を浴び、出勤だ。帰宅は真夜中近くになるはず。

コメント

蒼穹
2011年6月9日21:46

図書館って意外と貸し借りゆるゆるですよね。まぁ、私はインクの匂いが好きなだけでいる時があるかもですが。カードゲームしてるのもインクのせいかも知れない

lister
2011年6月9日23:28

☆蒼穹さん

そうですね、私のような返却日延長の常習犯にも貸していますからね。

しかし、インクの香りなら新本ですね。新品に限る。図書館には、随分とリクエストをして、年間30冊くらいは新刊を購入してもらっています。

教え子がカードゲームに凝っていたので、そのお気持ち分かります。

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