weekend

10時から2時間半教える。今日は良い天気。気温も高い。しかし、私は、この後、何もせずに高仁を読むのだ。

関係ないですけど、AKB48の総選挙、オヤジがかなり投票していますね。秋元康がプロデュースしているからオヤジ受けするのでしょう。で、私もオヤジですが、AKB48には全く関心無し。

教え子が、わざわざAKB48の握手会に参加してきました。宿題もせず。好みのメンバーの写真をストラップにして筆箱に飾っている。

その辺を歩いている女の子と大した違いがないじゃないか？と言うと、いかにもバカにした表情で、そこがいいんですよ、と答える。そういうことか。

SKE48の方がイイって男の子もいる。

女の子のファンも結構いて、カワイイ、と一言。へぇ～、年齢、性別問わず人気があるんだ。秋元康は儲けているな。

さて、本題。桐木さんに原発に関して「迷妄」していると言われてしまいましたが、立場は明確で、脱原発です。

但し、既に運転をしてしまっている原発については、じゃ、廃炉にする時、どうするのか？という問題が生じます。再処理は諦めるべきで、濃縮ウランとプルトニウムはワンススルーで廃棄することになりますが、これら高レベル放射性廃棄物はどこに棄てるのか？

京大の小出氏が興味深いことを言っています。それらは、隔離された場所に棄てるしかないと。小出氏は、福島県の高レベル汚染地域には、考え得る長期にわたって、人間は住めないと予測しています。

もし、運転を停止した原子炉や（ここは追加→）使用済み燃料プールから高レベル放射性廃棄物を取り出し、棄てるとすれば、そういう場所しかないのではないかと悩んでいます。無論、石棺の中に埋葬することになるでしょう。福島県民には受け入れられるでしょうか。

また、運転に至っていない原発ですが、先日の青森県知事選挙で、原発は争点にすらなりませんでした。推進派の現職が勝っています。

青森の大間原子力発電所は４０％くらい工事が進みましたが、3.11の後、中断されています。テレビレポートを見たのですが、3.11が起ころうと、何が何でも原発は建設してもらわねば困るという近隣住民がたくさんいました。

漁師は漁業権を売り、地権者は土地を売り、産業は原発建設を中心にして再編成されてしまっている。原発ができれば雇用も生まれ、寒村が生き延びられる。こうやって、真綿で首を絞めるように、近隣住民は原発に巻き込まれていく。

解決策は、原発を火力発電所に変えることくらいでしょうか。それは可能なのでしょうか。火力だと原発ほどの補助金は下りないだろうし、雇用もさほど多くはない。やはり、大量の原発難民発生は避けられないのか。

読売新聞が、2011年4月4日付朝刊で報じた世論調査結果によると、国内の原子力発電所の今後のあり方について、「現状を維持すべきだ」と答えた人が最も多く46％だった。以下、「減らすべきだ」が29％、「すべてなくすべきだ」が12％。

朝日新聞が4月18日に掲載した世論調査結果では、他の原発で大きな事故が起きる不安について、「大いに感じる」「ある程度感じる」を合わせると88％に上る。しかしながら、原子力発電を今後どうすればよいか、との問いには「減らす方がよい」「やめるべきだ」との意見を合わせても41％止まり。

どうすれば世論を動かし、日本の原発を止められるのかという問題に簡単な答はない。電気料金を上げたらどうか。しかし、ドイツほどの高額にしても、それだけで脱原発の方針を決められたわけではない。

高仁と共に、更に考えてみたいと思います。