今週は週休二日でかなり楽だ。ゆっくりと寝て、昼ころ、図書館へ。馴染みの司書が減った。
返却日を延長していた高仁の本を二冊返す。今回借りたのは、高仁著作集第２・３巻。読むにつれ、原発に安全は有り得ないのだと確信するようになる。同じタイプの事故が何十年も続くということは、構造的に誤っているからだろう。
一例が、細管の破断。特に高い圧力と放射線を受ける金属管にこの例が多い。圧力や温度にもよるのだろうが、高いレベルの放射線をあびると金属が脆くなる。
５月１４日、浜岡原発４号機でも金属管が破断して、原子炉に海水が入り込んだばかり。
高温、高圧、高放射線の前には、耐えうる金属など存在しないのではないか。いつまでこのような事故は続くのだろう。
点検の時間をたっぷりとり、パーツを新しいものに取り替えるなどの措置が必要なのだろうが、原発は稼働率を上げねば採算がとれない（廃炉や放射性廃棄物の処分まで考えれば、電気料金を大幅に上げねばならず、最初から採算はとれない）。
実際は、１年以上、点検なしで稼動している原発が多い。だから配管の破断など見逃されている。分かっても、そこだけ栓をして、運転を続ける場合が多い。
反原発から脱原発へ。福島第一原発が末期癌のような様相を呈した現在、その道のりは単純ではない。フクシマを収拾するには、癌治療の突破口となるような最新医療技術が生まれるに等しい原発技術の新発見が必要だ。
また、社会構造全体そのものを原発が不要となるように改造しなければならない。このタイミングで海江田経産相が、停止中の原発を再稼動させる意向を明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110618-00000029-mai-soci
原発では、地震のない平時においても事故が起きるし、稼動させれば、どんどん放射性廃棄物を出す。
今日、図書館の原発本コーナーには、私を除き、僅か１名しかいなかった。小出裕章氏の本は１９９２年に発行されたものが１冊のみ。これから、脱原発に関する書籍をリクエストして原発コーナーを充実させることが、私にできる第一歩か。
雨時々晴れ。庭の下草刈りをしてもらう。私は野草園で構わないと思うが、近所からのプレッシャーを感じる。周りの家と同じように、庭をアスファルトで覆ってしまえば良いのだろうが、そういうことはしたくない。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
脱原発に対し、非常に楽観的な方の御意見。
＞日本はフランスやドイツやアメリカのように地震の危険が少ない国ではない。地震国のイタリアと同じで、原子力発電には向いていない。
地震が無くてもスリーマイルアイランド原発やチェルノブイリ原発の事故が起きた。
＞といっても、イタリアのような「ナンチャッテ脱原発」が出来るようなロケーションにない。今、金をつぎ込むべきは、福島原発の一刻も早い事故処理と既存原発の安全性向上と使用済み燃料の始末だ。使用済み燃料は、どこか国土の余っている国に金を払って、まるっきり使っていない土地を提供してもらって捨てるしかない。
まず、そのような国を探してから。
＞その上で、既存原発はキリのよいところまで使って、ゆるりと脱原発すればよい。そうしたゆるい脱原発の流れの中で他の発電方法にシフトするべきだが、それは自然エネルギーのような怪しげなものではない。代替はどう考えてもガスしかないだろう。
また地震が起きたり、津波がやってきても耐えられるだろうか。ガスは、同じことを考えている国が多いので、熾烈な価格競争の起きる可能性が高い。
＞あと必要なのは、電気代を値上げして国民が電気を使わないで暑さ寒さをしのぐ生活を学ぶのを待つことだ。ゴーヤカーテンを栽培して、遮熱カーテンをつけて、窓に遮熱ガラスをはめたりナノフィルタをつけるだけでもかなり違うぞ。寒い時は唐辛子をしこたま食べてフリースの重ね着でもするか（笑）。
＞ただ電気代の値上げは企業にとっては大きな負担になるのが困る。仕方がないから、その分、賃下げすればよい。賃下げすれば、人々はますます電気を使わなくなるから電気代も適当なところに落ち着くはずだ。「そんなことしたら、お金のない人の生活を圧迫するだろう」と共産党や左翼原発犬が言いそうだが、タバコを吸う余裕があるうちはまだまだ大丈夫だ－－下層ほどタバコを吸う奴が多いからな。
廃炉、放射性廃棄物の処分を含めて脱原発するなら、それだけで電気料金は上がる。料金値上げに反比例して電力消費が減るかどうかは未知。当方、ノンスモーカー。
＞とにかく再生可能エネルギーなんておとぎ話に踊らされている場合ではないのだよ。
他にどのような道が？
返却日を延長していた高仁の本を二冊返す。今回借りたのは、高仁著作集第２・３巻。読むにつれ、原発に安全は有り得ないのだと確信するようになる。同じタイプの事故が何十年も続くということは、構造的に誤っているからだろう。
一例が、細管の破断。特に高い圧力と放射線を受ける金属管にこの例が多い。圧力や温度にもよるのだろうが、高いレベルの放射線をあびると金属が脆くなる。
５月１４日、浜岡原発４号機でも金属管が破断して、原子炉に海水が入り込んだばかり。
高温、高圧、高放射線の前には、耐えうる金属など存在しないのではないか。いつまでこのような事故は続くのだろう。
点検の時間をたっぷりとり、パーツを新しいものに取り替えるなどの措置が必要なのだろうが、原発は稼働率を上げねば採算がとれない（廃炉や放射性廃棄物の処分まで考えれば、電気料金を大幅に上げねばならず、最初から採算はとれない）。
実際は、１年以上、点検なしで稼動している原発が多い。だから配管の破断など見逃されている。分かっても、そこだけ栓をして、運転を続ける場合が多い。
反原発から脱原発へ。福島第一原発が末期癌のような様相を呈した現在、その道のりは単純ではない。フクシマを収拾するには、癌治療の突破口となるような最新医療技術が生まれるに等しい原発技術の新発見が必要だ。
また、社会構造全体そのものを原発が不要となるように改造しなければならない。このタイミングで海江田経産相が、停止中の原発を再稼動させる意向を明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110618-00000029-mai-soci
原発では、地震のない平時においても事故が起きるし、稼動させれば、どんどん放射性廃棄物を出す。
今日、図書館の原発本コーナーには、私を除き、僅か１名しかいなかった。小出裕章氏の本は１９９２年に発行されたものが１冊のみ。これから、脱原発に関する書籍をリクエストして原発コーナーを充実させることが、私にできる第一歩か。
雨時々晴れ。庭の下草刈りをしてもらう。私は野草園で構わないと思うが、近所からのプレッシャーを感じる。周りの家と同じように、庭をアスファルトで覆ってしまえば良いのだろうが、そういうことはしたくない。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
脱原発に対し、非常に楽観的な方の御意見。
＞日本はフランスやドイツやアメリカのように地震の危険が少ない国ではない。地震国のイタリアと同じで、原子力発電には向いていない。
地震が無くてもスリーマイルアイランド原発やチェルノブイリ原発の事故が起きた。
＞といっても、イタリアのような「ナンチャッテ脱原発」が出来るようなロケーションにない。今、金をつぎ込むべきは、福島原発の一刻も早い事故処理と既存原発の安全性向上と使用済み燃料の始末だ。使用済み燃料は、どこか国土の余っている国に金を払って、まるっきり使っていない土地を提供してもらって捨てるしかない。
まず、そのような国を探してから。
＞その上で、既存原発はキリのよいところまで使って、ゆるりと脱原発すればよい。そうしたゆるい脱原発の流れの中で他の発電方法にシフトするべきだが、それは自然エネルギーのような怪しげなものではない。代替はどう考えてもガスしかないだろう。
また地震が起きたり、津波がやってきても耐えられるだろうか。ガスは、同じことを考えている国が多いので、熾烈な価格競争の起きる可能性が高い。
＞あと必要なのは、電気代を値上げして国民が電気を使わないで暑さ寒さをしのぐ生活を学ぶのを待つことだ。ゴーヤカーテンを栽培して、遮熱カーテンをつけて、窓に遮熱ガラスをはめたりナノフィルタをつけるだけでもかなり違うぞ。寒い時は唐辛子をしこたま食べてフリースの重ね着でもするか（笑）。
＞ただ電気代の値上げは企業にとっては大きな負担になるのが困る。仕方がないから、その分、賃下げすればよい。賃下げすれば、人々はますます電気を使わなくなるから電気代も適当なところに落ち着くはずだ。「そんなことしたら、お金のない人の生活を圧迫するだろう」と共産党や左翼原発犬が言いそうだが、タバコを吸う余裕があるうちはまだまだ大丈夫だ－－下層ほどタバコを吸う奴が多いからな。
廃炉、放射性廃棄物の処分を含めて脱原発するなら、それだけで電気料金は上がる。料金値上げに反比例して電力消費が減るかどうかは未知。当方、ノンスモーカー。
＞とにかく再生可能エネルギーなんておとぎ話に踊らされている場合ではないのだよ。
他にどのような道が？
コメント