洗濯も手洗いか

2011年6月25日 日常
今週は週休2日。図書館にリクエストしておいた本が届いたとのメール。さっそく、行ってみる。

『甦るドストエフスキーの時代』は、がっかり。ドストエフスキーとはほぼ無関係な本なのに、ドストエフスキーというキャッチーなタイトルがついている。自分で買ったわけじゃないのがせめての救いだが、すぐさま返却だ。

もう一冊が『脳のなかの匂い地図』。いよいよ、嗅覚と脳の関係が分かってきた。こちらは興味津々。

高仁は、まだかなり残っている。全く衰えを知らない筆致で書き進められる。原発の基礎は大体分かってきた。

高仁が存命ならばと悔やまれるが、高仁と同じようなカリスマ脱原発知識人として、京大の小出裕章氏がいる。先日、札幌で講演が行われ、大勢の人が集まったようだ。

今日、図書館で、小出さんの本を2冊ほどリクエストしてきたが、うち一冊は、既に多くの人がリクエストしており、私の順番がくるのは2ヶ月先とか。

その講演で、小出氏は、50歳以上の人は、放射能に汚染された食品も甘んじて食べるべきだと締めくくったらしい。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/19/hokkaido-jun19/

厳しい言葉だが、フクシマを風化させないためには、全ての成人がそのような決心をすることも必要だろう。

高仁をここまで読んで、チェルノブイリの時の食品汚染には相当詳しくなった。ヨーロッパの人間が何を食べ、どういう食品を日本に輸出していたのか。ヨーロッパにはかなり詳しいと思っていたが、目から鱗。

実際、ヨーロッパ諸国やトルコでの放射能汚染は並大抵ではなかった。イギリス人やオーストリア人の友人が、フクシマに意外とクールなのは、既にこの経験があるからだろう。

日本は情報公開をしていないと批判する人が多いけれど、ヨーロッパ諸国の政府も、チェルノブイリの汚染に関しては、フクシマの時(現在進行形)の日本政府と同じくらい秘密主義だった。

安全基準も、相当いい加減だった。何故なら、厳しい安全基準を設けると、ヨーロッパには食べたり飲んだりできるものがほとんど無いという状態に陥っただろうから。

さあて、例のトナカイの肉に関連するが、とどのつまり、ヨーロッパ産の輸出向け高レベル汚染食品は、アフリカなど第三世界諸国へたどり着いた。大規模な暴動が起きたものだ。

非電化の試み第二弾だが、オーブントースター、イギリスパンも焼けるお気に入りのトースターも手放す。そういうものはフライパンで焼く。

洗濯は、手洗い。風呂のお湯で。家族が大勢いるような家庭にはおすすめできないが。乾燥機は使わない。もうコインランドリーにも行けないことになる。

しかし、こういうことは、もっと前にやっておくべきだった。日本は、もう後戻りできない時代に入ってしまった。小出氏の講演の最初の一言は「原発を止められなくてすみません」だったそうだ。


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