今ころ?と思われるかも知れませんが、ノルウェーでの爆弾テロと銃乱射事件は、本当に痛ましいものでした。
人口580万人の小国。うち、約11%が移民。スウェーデン、デンマーク、ポーランド、ドイツなど、近隣諸国からの移民が多いが、最近では、アジア、アフリカからの移民が増えていた。
詳しくは、この方のブログを。よくまとまっている。
http://blog.goo.ne.jp/higurashi55/e/0f455edace68541aa558811c0646e301 (勝手にリンク)
オスロは、北欧の首都の中で一番好きな都市だ。滞在していて、何もかにもが、ちょうど良いのだ。人口約57万人とのことだが、私が旅をした時は、もっと人口は少なかったと思う。
非常に人種的な話になるが、ノルウェーは、他の北欧諸国と同様、非常にホモジーニアスな国で、私のような有色人種はとても目立つ。人種的には、スウェーデンなんかに比べると、はるかに金髪碧眼がスタンダード。
だからと言って、冷たい扱いを受けるかと言うと、少なくとも「旅行者」には親切なのである。だが、今回、問題になるのは「移民」である。
ノーベル平和賞や、小国外交で国際的脚光を浴びるこの国、実は、内向きの人が多い、ヨーロッパの周縁国なのである。
ごちゃごちゃ文化も人種も違う人々が入ってくると、相当のストレスになるようだ。スウェーデンの話になるが、ロータリークラブの私担当の方は、外国人なんかに入って来て欲しくはないと、外国人の私に、はっきりと述べていた。
このテロ犯は、日本や韓国だって移民を受け入れていないじゃないか、と批判しているが、ちょうどノルウェーの移民の大半が白系ヨーロッパ人であるのと同じく、日本への移民は、圧倒的にアジア系だ。目立たない。そして確かにまだ少ない。
それでも、巷に流れる1000万人移民受け入れなんて話になったら、日本の移民の人口比もノルウェーと同じ水準になる。その時、日本は大丈夫だろうか。
10人に1人が移民。そんな極限状態で、日本や韓国では摩擦が起きないのか。今回のノルウェーのテロは、明日の日本かも知れないと思ってしまう。
オスロへは、イギリスの友人と行ったのだが、こんな話が出た。人類の始まりはアフリカで起きた。それらが世界へ拡散して、今の人種ができた。
世界がこんなにグローバル化すると、違う人種の間に生まれる人が増える。それを繰り返すと、人種というものが無くなってしまう、と。
そう彼は英語で話したのだが、今では、立派な日本語になって記憶に残っている。
私個人は、人種の違いは超えられると思う。しかし、文化的相違を乗り越えて、文化多元主義に行き着くのに、人類は何度も失敗すると思う。
エビの塩茹でを新聞紙で包んでもらい、食べながらオスロをブラブラと。宿泊は、港にある船のユース。翌日はオスロ国立美術館で、ムンクの「叫び」(液体による損傷を受ける前の油彩)を見た。大らかで、気さくな人々。
そういうオスロやノルウェーは、もう無いのかも知れない。起こるべくして起きた事件、そういう感じがする。
人口580万人の小国。うち、約11%が移民。スウェーデン、デンマーク、ポーランド、ドイツなど、近隣諸国からの移民が多いが、最近では、アジア、アフリカからの移民が増えていた。
詳しくは、この方のブログを。よくまとまっている。
http://blog.goo.ne.jp/higurashi55/e/0f455edace68541aa558811c0646e301 (勝手にリンク)
オスロは、北欧の首都の中で一番好きな都市だ。滞在していて、何もかにもが、ちょうど良いのだ。人口約57万人とのことだが、私が旅をした時は、もっと人口は少なかったと思う。
非常に人種的な話になるが、ノルウェーは、他の北欧諸国と同様、非常にホモジーニアスな国で、私のような有色人種はとても目立つ。人種的には、スウェーデンなんかに比べると、はるかに金髪碧眼がスタンダード。
だからと言って、冷たい扱いを受けるかと言うと、少なくとも「旅行者」には親切なのである。だが、今回、問題になるのは「移民」である。
ノーベル平和賞や、小国外交で国際的脚光を浴びるこの国、実は、内向きの人が多い、ヨーロッパの周縁国なのである。
ごちゃごちゃ文化も人種も違う人々が入ってくると、相当のストレスになるようだ。スウェーデンの話になるが、ロータリークラブの私担当の方は、外国人なんかに入って来て欲しくはないと、外国人の私に、はっきりと述べていた。
このテロ犯は、日本や韓国だって移民を受け入れていないじゃないか、と批判しているが、ちょうどノルウェーの移民の大半が白系ヨーロッパ人であるのと同じく、日本への移民は、圧倒的にアジア系だ。目立たない。そして確かにまだ少ない。
それでも、巷に流れる1000万人移民受け入れなんて話になったら、日本の移民の人口比もノルウェーと同じ水準になる。その時、日本は大丈夫だろうか。
10人に1人が移民。そんな極限状態で、日本や韓国では摩擦が起きないのか。今回のノルウェーのテロは、明日の日本かも知れないと思ってしまう。
オスロへは、イギリスの友人と行ったのだが、こんな話が出た。人類の始まりはアフリカで起きた。それらが世界へ拡散して、今の人種ができた。
世界がこんなにグローバル化すると、違う人種の間に生まれる人が増える。それを繰り返すと、人種というものが無くなってしまう、と。
そう彼は英語で話したのだが、今では、立派な日本語になって記憶に残っている。
私個人は、人種の違いは超えられると思う。しかし、文化的相違を乗り越えて、文化多元主義に行き着くのに、人類は何度も失敗すると思う。
エビの塩茹でを新聞紙で包んでもらい、食べながらオスロをブラブラと。宿泊は、港にある船のユース。翌日はオスロ国立美術館で、ムンクの「叫び」(液体による損傷を受ける前の油彩)を見た。大らかで、気さくな人々。
そういうオスロやノルウェーは、もう無いのかも知れない。起こるべくして起きた事件、そういう感じがする。
コメント
白色人種として最も純粋な遺伝子を残しているのは
スウェーデンだとされてます。
それはつまり、所謂、金髪碧眼が最も多いとされている
という意味です。 ヨーロッパではかなり有名な話です。
ヨーロッパの誰の間で「有名」な話なのですか?