ドンキホーテ?

2011年9月20日 日常
爽やかな秋晴れ。気温19℃。申し分ない。台風は、はやく温帯低気圧になって消えて欲しい。

さて、北海道電力に問い合わせ(苦情)のメールを出したところ、以下のような回答が寄せられた。

話を簡単にすると、フクシマ以後、停止していた原発(現実には稼働していた)としては初めて営業運転を開始した北海道泊原発3号機でトラブルが起きたと。

どういうトラブルかというと、泊原発3号機から放射能漏れがあった場合、原発を操作する中央制御室に送る空気を外気から遮断して、循環空調を行うファンが作動しなかったというものだ。

で、それでは、放射能漏れを前提として運転しているのですね、という質問をしたわけだ。ロバの背中に乗せる1本の藁のようなメールだが、私は、何もしないより良いと思う。

北海道電力からの回答は、以下のとおり。


「中央制御室は、通常、外気を取り入れて換気空調していますが、万一の放射性物質を放出するような事故時には、外部から中央制御室への放射性物質の流入を防ぎ、中央制御室運転員の作業環境を確保するため、外気取り入れを止めて換気系統を隔離し、循環空調を行います。今回自動停止した中央制御室非常用循環ファンは、そのために運転するファンです。

泊発電所では、4月22日に実施した緊急安全対策により、3つの機能(発電所に供給される全ての交流電源、海水を使った冷却機能、使用済燃料ピットの冷却機能)が喪失する状況にあっても、原子炉および使用済燃料ピットを安定的かつ継続的に冷却できるような対策を実施したことから、放射性物質や汚染水を環境に放出する事故に至ることはないと考えています。

また、さらなる安全性向上を図るため、電源の確保や冷却機能の確保の信頼性向上を中心とした中長期対策を実施してまいります。

さらに、万一、炉心の重大な損傷等が発生した場合でも迅速に対応することができるように対策を策定しております。」



要約すると、今回トラブルを起こしたファンは、確かに、泊3号機(と限定する必要はないが)から放射性物質が放出される場合、それを中央制御室に送らないよう遮断して空気を循環させる装置だと。

しかし、4月22日に行った安全対策によって、そのような放射性物質の放出はあり得ません、と。

ところが、営業運転を再開した「現在」でも、中長期的な安全対策を実施してまいります、と。

で、最後にゃ、やっぱり、炉心の重大な損傷が起きることは想定しています、と。

結局、放射性物質が放出されるのはシナリオのうちだよと言っているわけです。この辺、正直だなと思います。以前は、事故など起こりません、安全ですの一点張りだったから。

これから、4月22日に行ったという「緊急安全対策」の内容、および、「炉心の重大な損傷等が発生した場合でも迅速に対応することができるような対策」の具体的な内容を問い合わせる予定だ。

事故時の緊急避難対策などは、自治体が定めるもので、電力会社は全く関与しないとの返答ももらった。

「万一の原子力災害時における住民の屋内退避や避難については、地方自治体が地域防災計画に基づいて実施します。」

国、地方自治体、電力会社の連携が全くとれていなかったことがフクシマの大問題だったということを全然考慮していない。

いよいよ、いとこ上陸。今、札幌です。明日、こちらへやってきます。今日は2人教えて、帰宅は9時ころ帰宅の予定。

そういえば、昨日のグリーンの誕生日、プレゼントは、イカとマグロの刺身でした。あんなに目を輝かせて食べる姿は久しぶりに見ました。


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