最後の学力テストが終わった。ここからがラストスパート。実際の入試の過去問などを解いてもらい、市販の模擬テストへと持ち込む。

同時に、3年の未習部分も教え込まねばならない。ついでに私の生徒の場合、1,2年の学力がまるで無いため、こちらも。

現実と希望の間で揺れ動く。最近、簡単に現実を認めるようになった。


オリンピック柔道2連覇の某氏がセクハラ疑惑。まだ疑惑なので、慎重にとらえなければならないが。

でも、人間、やっちゃいけないことをやるのが好き。

禁忌が強ければ強いほど、逸脱の快楽は大きい。

大学の教師が学生にセクハラというのは、もう常套句だ。不倫、浮気はタブーの範疇に入らない。収賄なんかには驚きもしない。みな、第二の人生が待っているからだ。

しかし、薬物担当の警察官が麻薬に手を出す、教師が幼児や児童に手を出すなどというのは、飼い犬が主人の手を噛むようなもので、もっとも厳しい制裁が与えられる。

裁判官(男)が出会い系サイトで知り合った女子高生とエッチするなんて事件も最近あった。懲戒免職。実刑。

取り締まる側、庇護する側、裁く側の人間には特別な権限が与えられている。逸脱の悦楽はどれほどのものであったろうか。

破滅を予感しながら、道を踏み外すことほどエキサイティングなものはないであろう。

その後の人生、立ち直れなければ立ち直れないほど、快楽は大きい。堕ちれば堕ちたほど、ヒーロー、ヒロインになるというのは、平凡な市民がたまに感じる優越感の所産だろう。

色々あったが、結局、そういう絶対的なタブーを破る機会に恵まれず、平々凡々と生きてきたことを喜ぶべきか、悲しむべきか。

いや、まだこの先に何かがあるかも知れない。



コメント

慧右介
2011年11月9日17:59

ここ数年で報道される機会が多くなったせいか、法の番人、正義の番人である職務を担う人間が犯罪に手を出したと言う事を聞かない日がないですね。

こういう報道を見ていると、日本人の善悪の境はあやふやになってきているのではないかと思います。

lister
2011年11月9日19:10

☆慧右介さん

そのようですね。法の番人、正義の番人というのは、犯罪者と表裏一体なのだと思います。常に犯罪、社会的逸脱を目の当たりにしているわけですから。この人達ほど犯罪や逸脱に詳しい者はいないのです。

特定の人に「常に正しくあれ」と期待するのが間違いかも知れません。

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