旅の断章 フィリピン人編
2011年11月30日 日常 コメント (6)朝からクリニック。血糖は横ばい。こんな調子じゃ、今回のヨーロッパ旅行が最後になるかも。
さて、私はプラハに向かっていた。ということは、ブダペストかベルリン、あるいはワルシャワから鉄道に乗ったのであろう。今となっては覚えてもいない。
当時、ヘビースモーカーだった私は、コンパートメントから出て、窓を開け、通路でタバコを吸っていた。
そこへ、隣のコンパートメントからアジア系の女の人が出てきた。いきなり話しかけてきて、どこで降りるの?と。プラハですが、と答えると、私たちもなんですときた。
聞くと、フィリピンからの旅人であった。同じ会社の仲間4人とヨーロッパ旅行に来ているらしい。
敬虔なカトリックの御一行は、プラハで寺院巡りをするとのこと。私は政治的な調査が目的だったので、ああ、そうですか、と流した。
ところが、どうかお願いだ、2日間、私たちを案内してくれないかと懇願された。タクシー代もホテル代も出すのでお願いだと。
その女性は、私が断れない押しが強いタイプの人で、選択の余地などなかった。
こうして、私は彼女らと同じホテルに泊まり、次の日からタクシーで教会見物をする羽目になった。
ところが、聖ヴィート大聖堂、聖イジー教会などを回るうちに、俺はこれまでプラハの何を見てきたのだろう?という気持ちになり、結構楽しんでしまった。
プラハ、タクシー旅行の1日目、ホテルの従業員(と思われる人)が、お前の部屋代はまだもらっていないというので、おかしいなと思いつつもドルで支払った。
そのことを話すと、彼女たちは烈火となり、あなたの宿泊代は確かに私たちが支払った、それは、あなたが騙されたのよ!と。どうして私たちの言うことを信じなかったの?と詰め寄られた。
払い戻しさせようとレセプションに行くと、そういう従業員はおりませんと。私はカモにされたのだった。
5人と話すのも楽しく、2日間はあっという間に過ぎた。
私はまだ1日プラハに残る予定だったので、彼女らをルズィニエ国際空港で見送った。
一人が、空港の入り口から一番奥にある全便一括表示の時刻表を見て、5分遅れね、と言った時には正直驚いた。双眼鏡でもなければ普通の人は読めない距離である。
そして、住所交換。私たちに付き合わせてごめんなさいね、か。いや、面白かったですと応じた。
色々お世話になったし、お礼状を書かねばと思いつつ3か月くらい過ぎたころであろうか、一通の手紙が届いた。彼女たちからだった。
女の人の写真が付いている。読めば、あなたのような日本人に彼女と付き合ってほしいので紹介しますと。
何だ、そんなネットワークでもあるのか?とびっくりして、結局、返事も出さず、今日に至る。
今日は2人。1時間半+2時間、途中、45分の運転だ。何のために塾を辞めたのだろう。
☆Mimiさん
相互リンクしていただき、ありがとうございます!
いつも素敵なエントリーを楽しみにしています。
さて、私はプラハに向かっていた。ということは、ブダペストかベルリン、あるいはワルシャワから鉄道に乗ったのであろう。今となっては覚えてもいない。
当時、ヘビースモーカーだった私は、コンパートメントから出て、窓を開け、通路でタバコを吸っていた。
そこへ、隣のコンパートメントからアジア系の女の人が出てきた。いきなり話しかけてきて、どこで降りるの?と。プラハですが、と答えると、私たちもなんですときた。
聞くと、フィリピンからの旅人であった。同じ会社の仲間4人とヨーロッパ旅行に来ているらしい。
敬虔なカトリックの御一行は、プラハで寺院巡りをするとのこと。私は政治的な調査が目的だったので、ああ、そうですか、と流した。
ところが、どうかお願いだ、2日間、私たちを案内してくれないかと懇願された。タクシー代もホテル代も出すのでお願いだと。
その女性は、私が断れない押しが強いタイプの人で、選択の余地などなかった。
こうして、私は彼女らと同じホテルに泊まり、次の日からタクシーで教会見物をする羽目になった。
ところが、聖ヴィート大聖堂、聖イジー教会などを回るうちに、俺はこれまでプラハの何を見てきたのだろう?という気持ちになり、結構楽しんでしまった。
プラハ、タクシー旅行の1日目、ホテルの従業員(と思われる人)が、お前の部屋代はまだもらっていないというので、おかしいなと思いつつもドルで支払った。
そのことを話すと、彼女たちは烈火となり、あなたの宿泊代は確かに私たちが支払った、それは、あなたが騙されたのよ!と。どうして私たちの言うことを信じなかったの?と詰め寄られた。
払い戻しさせようとレセプションに行くと、そういう従業員はおりませんと。私はカモにされたのだった。
5人と話すのも楽しく、2日間はあっという間に過ぎた。
私はまだ1日プラハに残る予定だったので、彼女らをルズィニエ国際空港で見送った。
一人が、空港の入り口から一番奥にある全便一括表示の時刻表を見て、5分遅れね、と言った時には正直驚いた。双眼鏡でもなければ普通の人は読めない距離である。
そして、住所交換。私たちに付き合わせてごめんなさいね、か。いや、面白かったですと応じた。
色々お世話になったし、お礼状を書かねばと思いつつ3か月くらい過ぎたころであろうか、一通の手紙が届いた。彼女たちからだった。
女の人の写真が付いている。読めば、あなたのような日本人に彼女と付き合ってほしいので紹介しますと。
何だ、そんなネットワークでもあるのか?とびっくりして、結局、返事も出さず、今日に至る。
今日は2人。1時間半+2時間、途中、45分の運転だ。何のために塾を辞めたのだろう。
☆Mimiさん
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コメント
それに“先生”だし(笑)
よろしくお願いします。
リンクありがとうございます。
こちらからもクリック♪
どうぞよろしくお願い致します。
あっ!
私のDNは不謹慎なことも書いてますので^^
不快に感じられたらいつでもお気遣いなくお外し下さいね。
文章の達人から嬉しいお言葉です。
本気にしないで(笑)精進します。
ただね、無免許教師なんですよね。
教職課程をとっていなかったので。
相互リンクをしていただき、ありがとうございます。
雑文ばかりで申し訳ありませんが、お付き合いいただ
ければ幸いです。
相互リンクをしていただき、ありがとうございました。
こちらこそよろしくお願いします。
私も、たまに暴走しますので、お互い様です(笑)