旅の断章 おしゃべりなアメリカ人編
2011年12月2日 日常 コメント (3)オーストリアの友人が、ユーロに両替するなら今日だ!とメールを送ってきたので、銀行へ行き、1,000ユーロほど替えた。
レートは1ユーロ104円くらいで、103円台までいった先週に比べるとやや円安。
それはそうと、私の行った銀行のレートが悪すぎて(1ユーロ=111円)、余り得をしたという気持ちにもなれない。111,300円で1,000ユーロをゲット。
帰ってきたら、その友人から、すまん、今朝のメールは間違いだった、1,000ユーロ9万円台に暴落するかも知れないとメールあり。
今さら遅いだろ!それに円高がいつまで続くか分からないし。実体経済を考慮すれば、日本円こそ暴落してもおかしくない。
とにかく、君が手にするのは、同じ1,000ユーロなので心配するなと返事。ユーロの束をトランクケースの中にポンと入れる。
さて、人間、縁のある人と縁のない人の二通りだ。それは、私が、シアトルから恋人の待つロンドンへ向かう最中だった。クリスマス休暇。
私は、長距離の機内では、CAに食事も運ばないようお願いし、熟睡することにしている。窓側で。
ところが、隣りに座った乗客が、極めて饒舌な人で、まさに口角泡を飛ばすと表現するに相応しい。どうして何時間も話し続けられるのだろうと閉口。
ヨーロッパの友人には、飛行機の中で眠れないという人が多い。信じられない。
船の沈没なら泳げるし、列車事故なら走って逃げられる、でも、飛行機が墜落したら為す術がないと、などと言う。
しかし、私の隣りのアメリカ人は、眠れないというよりは、もともと話すことが好きで、しかも、幸せの絶頂にあったのだった。
彼にはデンマーク人のフィアンセがおり、両親に挨拶したら、一緒にアメリカへ帰って結婚する予定だった。ロンドン経由でコペンハーゲンに行くのだろう。
ブロンドで、ビューティフルなブルーアイズで、いかに彼女が美しいかを何回も何回も話す。
そうか、そうか、よかったなと頷くだけで疲れる。食事ブレイクでしばし休憩した後、また話続けた。
彼女は英語がペラペラで(嫌味か?)、アメリカでも、どこの州出身ですか?と言われるほどだと。
そうか、そりゃよかったな、に尽きる。
もう終わりだなと思ったら、自分は、ワシントン州に住んでいて、ガンコントロールに賛成だと。
5人家族、自分以外、全員、ピストルを持っているが、アメリカも改めた方がよい、もっと安全な国になるべきだ、だから、自分だけはピストルを持たないことにしていると。
ご立派だ、大賛成だ、というと、彼のテンションは上がり、更に話し続ける。悪夢だ。
こうして、私は一睡もできない状態でロンドンへ到着したのだった。彼女の部屋に着くや否や、悪い、ちょっと眠らせて、という始末。
クリスマスシーズンを無事に終え、1月1日、カナダへ向けて帰る時である。ぬぉ~!同じ機内に彼がいる!こちらに気づき、手を振っている。
幸運なことに、今回は、席が離れており、何より、彼はそのビューティフルなフィアンセと一緒だったのだ。
確かに美しい人だった。ただ、何故彼が私に手を振っているのか理解できないようであった(笑)
こんな偶然があるだろうか!いや、未だかつて無い。シアトルに着くまで、彼はフィアンセにずっと話し続けたのであろうか。
おかげさまで、私は、ぐっすりと眠って、最高のコンディションでシアトルを経由し、エドモントン空港に戻ったのである。
今日は、二人教える。あと1時間で出勤だ。帰りは10時半。頑張ろ。
レートは1ユーロ104円くらいで、103円台までいった先週に比べるとやや円安。
それはそうと、私の行った銀行のレートが悪すぎて(1ユーロ=111円)、余り得をしたという気持ちにもなれない。111,300円で1,000ユーロをゲット。
帰ってきたら、その友人から、すまん、今朝のメールは間違いだった、1,000ユーロ9万円台に暴落するかも知れないとメールあり。
今さら遅いだろ!それに円高がいつまで続くか分からないし。実体経済を考慮すれば、日本円こそ暴落してもおかしくない。
とにかく、君が手にするのは、同じ1,000ユーロなので心配するなと返事。ユーロの束をトランクケースの中にポンと入れる。
さて、人間、縁のある人と縁のない人の二通りだ。それは、私が、シアトルから恋人の待つロンドンへ向かう最中だった。クリスマス休暇。
私は、長距離の機内では、CAに食事も運ばないようお願いし、熟睡することにしている。窓側で。
ところが、隣りに座った乗客が、極めて饒舌な人で、まさに口角泡を飛ばすと表現するに相応しい。どうして何時間も話し続けられるのだろうと閉口。
ヨーロッパの友人には、飛行機の中で眠れないという人が多い。信じられない。
船の沈没なら泳げるし、列車事故なら走って逃げられる、でも、飛行機が墜落したら為す術がないと、などと言う。
しかし、私の隣りのアメリカ人は、眠れないというよりは、もともと話すことが好きで、しかも、幸せの絶頂にあったのだった。
彼にはデンマーク人のフィアンセがおり、両親に挨拶したら、一緒にアメリカへ帰って結婚する予定だった。ロンドン経由でコペンハーゲンに行くのだろう。
ブロンドで、ビューティフルなブルーアイズで、いかに彼女が美しいかを何回も何回も話す。
そうか、そうか、よかったなと頷くだけで疲れる。食事ブレイクでしばし休憩した後、また話続けた。
彼女は英語がペラペラで(嫌味か?)、アメリカでも、どこの州出身ですか?と言われるほどだと。
そうか、そりゃよかったな、に尽きる。
もう終わりだなと思ったら、自分は、ワシントン州に住んでいて、ガンコントロールに賛成だと。
5人家族、自分以外、全員、ピストルを持っているが、アメリカも改めた方がよい、もっと安全な国になるべきだ、だから、自分だけはピストルを持たないことにしていると。
ご立派だ、大賛成だ、というと、彼のテンションは上がり、更に話し続ける。悪夢だ。
こうして、私は一睡もできない状態でロンドンへ到着したのだった。彼女の部屋に着くや否や、悪い、ちょっと眠らせて、という始末。
クリスマスシーズンを無事に終え、1月1日、カナダへ向けて帰る時である。ぬぉ~!同じ機内に彼がいる!こちらに気づき、手を振っている。
幸運なことに、今回は、席が離れており、何より、彼はそのビューティフルなフィアンセと一緒だったのだ。
確かに美しい人だった。ただ、何故彼が私に手を振っているのか理解できないようであった(笑)
こんな偶然があるだろうか!いや、未だかつて無い。シアトルに着くまで、彼はフィアンセにずっと話し続けたのであろうか。
おかげさまで、私は、ぐっすりと眠って、最高のコンディションでシアトルを経由し、エドモントン空港に戻ったのである。
今日は、二人教える。あと1時間で出勤だ。帰りは10時半。頑張ろ。
コメント
これがまだ女性ならば…(笑)
しかしまた乗り合わせたとは、縁がありましたね!
あはは、女性ならば歓迎だったかも(笑)
いや、本当に悪夢の再会でした。
もしフィアンセが一緒でなければ、私は
飛行機を降りたかも(笑)