ちょっとだけ

2012年1月19日 日常
もう、どこからか恫喝がかかっているとしか思えません。

40年廃炉と言った翌日に、60年まで例外的に認めるとか。アメリカ政府の方針に合わせたらしい。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E5E2E18B8DE3E5E2E3E0E2E3E09797E0E2E2E2

大飯原発のストレステストに妥当判断とか。

A新聞の一面が、セシウムだけを問題にして、福島の人々が食事によって内部被曝をするのは1日4ベクレルで、自然界のカリウムによる被曝より小さいと報じたり。

まだ環境省の下に置く「原子力安全庁」(仮称、4月設立予定)ができないうちに、駆け込みで、原発存続のレールをひき直すような動きがあちらこちらに。

原子力「安全」庁という仮称自体が、フクシマから何も学んでいないと白状しているようなものだが。人材500人も、文部科学省や安全保安院から異動させるようだから、「駆け込み」ということもないのか。

お金と権力は、未だ、原発推進派が握っている。アメリカも推進派だ。

武田邦彦『2015年放射能クライシス』を読んだが、3.11の4年後、子供の間に甲状腺癌の増加が見られる時まで、日本人は、フクシマを忘れてしまうのだろうか。

もちろん、甲状腺癌の増加が起きないことを願っているが、チェルノブイリ原発事故の20年後、ついに同事故と甲状腺癌の増加の関連についての疫学的証明がなされている。膀胱炎→膀胱癌の発症についても同様。

低被曝線量での健康被害(死ななくても癌になるということが重大な問題なのだ)について、脱原発派の諸氏が気軽に引用するゴフマン『人間と放射線 : 医療用X線から原発まで』を読んでみよう。

ここで黙ることこそ、日本人らしさそのものだ。

ヨーロッパ旅行は、このストレスフルな生活からの一時避難という意味を持っているのだが。








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