へルタースケルター

2012年7月14日日常

朝、驚いた。帯広（ローカルな話です、スミマセン）の映画館が「へルタースケルター」の上映を中止していた。帯広市というのは、北海道の真ん中をやや南下した所にあります。

そんな！！もう前売り券も買っているし、今ころになって上映しませんじゃ筋が通らない！！と憤っていたが、仕方ないことは仕方ない。

次善策として、釧路市（知らない方も少ないと思いますが）の映画館へ行ってみるというのがありました。札幌に行っても構わないのですが、高速で行くと高くつくので。

帯広市から釧路市まで、約２００キロあります。普通に走って片道３時間前後です。２時間の映画を観るために往復６時間近くもドライブするべきだろうか？

現在、午後１０時頃。無事に観てきました。こんなに苦労して観る映画は初めてです。全身整形をしたアイドルが副作用で崩れていく。ドラッグもあり。そんな映画ですが、久々の休日を無駄にしたくなかったので。

ここから映画のご報告です。ガラガラでした。私を含めて１５人くらいでしたか。広報を全然やっていなかったですからね。沢尻エリカが映画の広報のためにテレビ出演という方が不自然ですか（笑）

沢尻エリカは、もともとセクシーでもグラマラスでもないので、その点は期待しないでください。

シーンの一つ一つがとても綺麗で、リアルで、キマり過ぎています。クスリのカプセルがバスを埋め尽くすシーンは、実際より相当大きなプラスチックのカプセルを使っており、トーイ状態ですよ。ここは、相当、リアリティーから離れてしまいました。

エンディングは超ベリーバッドです。無いほうがよかった。

映画の役にとりつかれて・・・というシーンを探していたのですが、どれだったのかな？体調をくずして・・・そこまで憑依していたかなぁ・・・それは無いでしょう。広報しないのは作戦だったのではと。

沢尻エリカが、とても綺麗な女優なので、何とかもっている映画でした。そういう意味ではお勧め。私のようなオジサンにはウケるかも。

人生は選ぶもの。美しくなって成功をつかむのも、その美の崩壊と共に「生命」を絶つのも自分の決意次第。これがテーマなのですが、途中で何だか分からなくなってしまいました（笑）

５年振りの映画なんですよね。高城なんかと結婚していなかったら、もっと映画に出られたと思います。スキャンダルでオファーがなかっただろうという推測もできますが。

哀川翔、桃井かおり、寺島しのぶという豪華出演陣を考えると、採算はとれるのかと心配になってきます。沢尻エリカ演じるりりこが、桃井かおり扮するプロダクションの社長に「私、赤字？」と訊くのですが・・・

上映を取り止めた帯広市の映画館って計算高いです。

沢尻エリカに次のチャンスがありますよう祈っています。久々に海をみることができて楽しいドライブでした。たまに原発以外のことを書くのも面白いです。