ＤＮＡの二重螺旋構造と政治

2012年9月1日日常

週刊○ストを立ち読みしていたら、大阪維新の会が関東への進出のため、明治天皇の玄孫（やしゃご）を担ぐようだとの記事。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/6894869/

渡邉徹氏（33）という。母親は、明治天皇の第六皇女・昌子内親王と、竹田宮恒久王の長男、竹田宮恒徳王の次女・紀子女王（皇籍離脱をしている）。これで明治天皇の玄孫となるらしい。

本人は、現在のところ、真意を明かしてはいない。しかし、いつかは、天皇家の血筋を引く者に集る政治家が現れるだろうとは思っていた。それが橋本徹氏とはぴったりだ。徹コンビで名前まで同じだ。

渡邉氏が立候補する場合、誰が対抗馬になるだろうか？徳川慶喜の子孫、德川恒孝氏や德川慶朝氏か？ま、無理だろう。

昔、Ｎ○Ｋの番組を観ていて、勝海舟が徳川慶喜をうまく丸め込み、静岡で隠遁生活を送らせたのは、彼を担ぐ政治集団が必ず出てくると彼が危惧したからだと説明していた。晩年、十分、世の中が落ち着いてから慶喜は再び旧江戸、現東京に戻り、明治天皇にも会った。

それはそうと、大阪維新の会がタグを組むとみられる安倍晋三氏は、日本政治史上、昭和の妖怪と呼ばれた故・岸信介元首相の外孫。母洋子さんは岸信介氏の長女。父親の故・安倍晋太郎氏も元衆議院議員で大臣を歴任。

岸信介と言えば、安部晋三氏の実弟で岸家の養子となった岸信夫参議院議員もいるが、インパクト無し。それでも彼は血筋だけで参議院議員となっている。

自民で次代を担うとされている小泉進次郎氏が、小泉純一郎元首相の息子。小泉純一郎氏も、母方の祖父、小泉又次郎が元逓信大臣。

日本だけかと思っていたら、民主主義の王国アメリカで、Ｗブッシュがパパブッシュのあとを継ぎ、大統領になった時は、悪夢だったなぁ。二世議員の小泉元首相と大統領の息子Ｗブッシュ、気が合ったのはその辺に由来するのか。

金正日→金正恩の時は、全く驚かなかった。

政策で何も変わらない時、政局を左右するのは血筋ってことがよく分かった。天皇家のＤＮＡまで巻き込むかもしれないという現在、いよいよここまで来たかという感がある。

橋本徹氏は、血筋を持たない、むしろ血筋を隠しておきたい人間だ。その点、他の政治家とは違う。参議院廃止、首相公選制にも私は賛成だ。

しかし、彼は、破産自治体、そして、今や破産国家となりつつある日本の良き「管財人」であれば、それで結構。所詮、その程度の人間だ。

血筋のよろしい方々と連携し、国政の「政治家」に上り詰めたいのなら、政治では、政策より血筋だよ、毛並みだよと警告したい。軒下貸して母屋取られるだよと。