今日も暑うございました。

午前中は、ある程度仕事になりますが、午後から夕方にかけてはいけません。録画してあるスカパー(WOWOWと衛星劇場を追加!←バカ)の番組を観るか、文庫本を読むか、そんなことしかできません。

不健康だなとは思いますが、佐藤栄佐久(元福島県知事)『福島原発の真実』(2011年、平凡社)をパラパラと読み散らしていました。汚職で知事を追いやられた方ですが、自慢話の多い著作です。

その中に「無答責(むとうせき)」という言葉が出てくるのです。大日本帝国憲法体制において、官吏は天皇に対してのみ責任を負い、公権力の行使で国民に損害を与えても、国家は責任を負わないとする法理だ。

官吏、そう、今日で言えば官僚でしょうが、原発行政を牛耳ってきた張本人の彼らが処罰を受けることは無い。何か不都合なことが起これば、他の部署に異動させればよい。

佐藤は「役人には顔がない」と述べるが、原発政策を策定してきた官僚たちは、フクシマが起きた後も、今も全く変わらない。活断層の上に原発を作ったことに責任を問われる官僚は一人もいない。

確かに、現代における「無答責」である。

自民党の総裁候補者が、領土問題の基本は「陛下にご心配をおかけしないようにすることだ」とあからさまに述べる今日である。

帝国臣民アイデンティティーに固執することを止めようとしない日本社会で、無答責の論理はのさばり続ける。

そして小児症的なナショナリズムが顔をもたげる。

世界中、デモの毎日だ。反日デモ、反米デモ(死傷者が出ている)、反プーチンデモ・・・。ナショナリズムの遊技場たるオリンピックが終われば、今も昔も変わらぬデモ。国旗を燃やしたり、役所や店を焼き討ち。

ワイルドだぜ!(死語?)


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