昨日の雪は首都圏を直撃したようで、何百という怪我人が出ている。気をつけて欲しい。

私は、ニューヨークを襲ったハリケーンのサンディを思い出す。大都市というのは、自然現象を災害にしてしまう脆弱な場所であることが今更明らかとなる。

京都の田舎に住んでいた頃、人々が、大雪だ、大雪だと騒いでいるので、どうしたのだろう?と外を見ると、住民は箒で雪を掃いていた。積雪5センチくらいだった。

この「大雪」で電車は2時間ストップし、1時限目のドイツ語の授業には遅刻した。延着証明というのをJRが発行してくれ、先生も、そりゃ仕方ない、と同情してくれた。

人間と雪は、一体何年の付き合いだろう?何とかならないものか。

それはそうと、私は「通販生活」の読者になってしまった。

A新聞の広告に、今「通販生活」の定期購読をすると、2006年にドイツで原発事故を題材として製作された「見えない雲」のDVDをプレゼントします、と。

1年540円だというので、オークションで買うより安いかと思い、電話で定期購読を申し込んだ。

原発と通販カタログ。何と言う組み合わせだろう。やはり、盛んに原発肯定論を掲げていたA新聞の広告だなと含み笑いをしていた。

で「通販生活」はすぐに届いた(まだ定期購読の代金を払っていない。いいんじゃないの?催促するかな?)。

もう、始めから美白乳液など、私には関係ない宣伝ばかりで、即捨てようと思った。

が、待て!なに?原発関係の記事が結構あるじゃないか?「通販生活」は明らかに脱原発派だ。

50台の空間放射線測定器を読者に貸し出しているし、福島県には8台の食品放射線測定器を設置している。

ドイツにおけるシェーナウ電力会社の先進的な取り組みを紹介するかと思えば、野坂昭如の『終末処分』に触れる記事があったり、大容量電力に頼らないスマート・コミュニティーに関するコーナーもある。

A新聞の土下座企画かと間違えていた。意外なところに味方を見つけた気分だ。

これから「低レベル」放射線の遺伝への影響を調べて、しばらくは原発問題から離れるつもりだが「見えない雲」のDVDは観ようと思う。

ここのところ、電力会社とコスト3%利益論について調べたりもしたが、これは
、遺産が高額すぎて相続税を払えず困っている人に似ている。

数億から数十億くらいが、東電の賠償に充てられている金額だ。除染、被害者への賠償、廃炉、核廃棄物の備蓄(という最終処分)などを完璧に行えば、そのコストが何十兆円(他人の受け売り)にも膨らむ。

先ず、東電は、基本的に巨額の賠償をしないし、できない。何十兆円の賠償を誠実に行って、その3%の利益を懐に収めるということは不可能なのだ。

だから、フクシマのコストも安い。また、大型の賠償については、政府が税金を投入する。東電の懐は痛まない。これがフクシマ問題と東電、政府の、あってはならない関係だ。

はあ、熱く語った。

ところで、今日、雑誌を読んでいて驚くことがあった。私は文学青年でもなかったし、およそ文学とは無関係な生活をしてきたが、ドストエフスキーだけは全て読んだのだ。

最初は、もちろん『罪と罰』である。あれはドストエフスキーの独創だと信じていたのだが、モデルになった著作があるとのこと。

それは、チェザーレ・ベッカリーアという18世紀のイタリア人が書いた『犯罪と刑罰』だ。

それは、死刑・拷問の禁止、罪刑法定主義、応報刑から教育刑へ、などの先進的な法思想を18世紀において提唱していたという驚くべき書だ。

これがドストエフスキーの『罪と罰』にどう影響したのか知りたい。その前に原発問題の整理をしなければ。

今日は、2人教える。雪が降り、首都圏では交通マヒを起こすような道路を、約1時間半運転する。











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