先日、ベッカリーアの『犯罪と刑罰』について書いたが、余りに面白いアネクドートがあるので付け加えておきたい。
ごく最近まで『犯罪と刑罰』は、イタリア人の著者ベッカリーアではなく、フランス人のA・モレルが、原著を章立てから何から全く別の書になるほど手を加えて翻訳したもので学ばれていたという。これはよくあることだ。
そこで、現在の国際標準では、18世紀イタリア語で書かれたベッカリーアの原著を読むことになったらしい。そうですか。
ここからが面白いとろです。
その原著というのは、書店で求められるものではない。
それはメディオバンカというミラノの銀行が発行していて、どうやら、ミラノ出身のベッカリアを誇りに思い、一般の書籍市場では手に入らない原著を売っているらしい。
いや、それなら、そうかと思うが、実は、このメディオバンカ、『犯罪と刑罰』第一巻のみならず、ベッカーリアの手がけた既刊本すべてを無料で配布しているのだそうだ。売っているのではない。
「私達の使命はベッカリーアの思想を世界中に普及させることで、協力者には地の果てまで無料贈呈ですの」という担当者の驚くべき言葉。
もちろん、送料を含めて無料ということだ。しかも、第一巻だけでなく、ダンボール箱いくつにもなる全集を差し上げると。
イタリア語が全く分からない私でも、メディオバンカにメールすれば、どっか~んと全集が無料で送られてくるということだ。
ユーロ危機も何のそのだ。
太っ腹な銀行で、ベッカリーアもさぞかし喜んでいるだろう。
ところで、ビーガンとなった私は、オークションで「ベジタリアン」と名のつく商品は何でも検索するのだが、先日、おっ、これはいいぞ、という商品が引っかかった。
これだけ食べていれば全ての栄養が補える、と。
しかし、よく読むと、ベジタリアンの犬の餌であった。え、ベジタリアンの犬っているのか?と驚いた次第。
ごく最近まで『犯罪と刑罰』は、イタリア人の著者ベッカリーアではなく、フランス人のA・モレルが、原著を章立てから何から全く別の書になるほど手を加えて翻訳したもので学ばれていたという。これはよくあることだ。
そこで、現在の国際標準では、18世紀イタリア語で書かれたベッカリーアの原著を読むことになったらしい。そうですか。
ここからが面白いとろです。
その原著というのは、書店で求められるものではない。
それはメディオバンカというミラノの銀行が発行していて、どうやら、ミラノ出身のベッカリアを誇りに思い、一般の書籍市場では手に入らない原著を売っているらしい。
いや、それなら、そうかと思うが、実は、このメディオバンカ、『犯罪と刑罰』第一巻のみならず、ベッカーリアの手がけた既刊本すべてを無料で配布しているのだそうだ。売っているのではない。
「私達の使命はベッカリーアの思想を世界中に普及させることで、協力者には地の果てまで無料贈呈ですの」という担当者の驚くべき言葉。
もちろん、送料を含めて無料ということだ。しかも、第一巻だけでなく、ダンボール箱いくつにもなる全集を差し上げると。
イタリア語が全く分からない私でも、メディオバンカにメールすれば、どっか~んと全集が無料で送られてくるということだ。
ユーロ危機も何のそのだ。
太っ腹な銀行で、ベッカリーアもさぞかし喜んでいるだろう。
ところで、ビーガンとなった私は、オークションで「ベジタリアン」と名のつく商品は何でも検索するのだが、先日、おっ、これはいいぞ、という商品が引っかかった。
これだけ食べていれば全ての栄養が補える、と。
しかし、よく読むと、ベジタリアンの犬の餌であった。え、ベジタリアンの犬っているのか?と驚いた次第。
コメント