この間、様々なことが起こり、今日は、取り急ぎ、以下の記事をスクラップしておきたい。これから捕獲した野良猫を動物病院に連れて行くため、帰宅後、書き足したい。

昨日は野良猫に振り回され、生徒1人を教えるとぐったり。日記を書く暇もありませんでした。

私は岡崎聡子さん(多分、もう岡崎姓ではないと思います)や麻薬問題に関するエキスパートでも何でもないということを初めに述べておきます。

以下、3つの報道記事が正しいとするなら、疑問だらけだが、以下の事が言える(便宜上、岡崎姓を使わせていただきます)。

1)岡崎さんは、指定暴力団関係者の小竹龍也氏と内縁の関係にあり、同居していた。

2)9月6日午前10時ころ、警視庁組織犯罪対策5課が、小竹氏との同居先で(部屋はどちらの所有なのか分からない)、

2)ー1 テーブルの上にあったストローに微量の覚醒剤が付着していることを発見。

2)ー2 約0・5グラムの覚醒剤を発見した。


2)-1、2)-2のどちらが正しいかは不明である。両方かも知れない。

3)従って、覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で、岡崎さんと小竹氏の両名を逮捕した。

4)岡崎さんは容疑を否定している。小竹氏については分からない。どちらが「所持」していたかも分からない。両名の所持ということなら興味深い。

5)覚せい剤を使用したことを立件されれば、覚せい剤取締法違反(使用)の容疑もかかるが、逮捕の情報がマスコミに流された9月13日現在、6日に現行犯逮捕したにも拘わらず、警視庁同課は、まだ尿検査を行っていない(「進めている」というのはまだ行っていないということだ)。

6)岡崎さんは、覚せい剤所持乃至は使用で5回有罪判決を受けているが、今回は同法違反で13度目(7度目という報道あり。こちらなら納得できる)の逮捕となる。

この点に関し、岡崎さんは今年2月にも同法違反で逮捕され、否認していたが、その後、理由不明のまま不起訴処分となっていることに注意したい。
http://news.infoseek.co.jp/article/20130913jcast20132183852 (J-Cast「7度目逮捕」の報道)

7)この現行犯逮捕は「情報提供」、いわゆるタレこみがあって行われた。実は、前回の逮捕も、タレこみによるものである。更生のためのプロジェクトが進む中、岡崎さんに近しい人からの情報提供だったらしい(『創』3月号より)。

これだけいい加減な報道で有罪を推定するのは果たして正しいだろうか。

特に、前回の逮捕で何らかの理由により訴追まで追い込めなかった警視庁同課をどこまで信用できるだろう?

覚せい剤反応を調べる尿検査が1週間も行われていないというのはどういうことだろうか?

覚せい剤取締法で何度も有罪になった有名人は、宣伝塔として利用されやすい。確かに、今の岡崎さんの社会的背景を考えると、再犯に走らない方がおかしいとすら感じる。

しかし、このような逮捕の発表が、覚せい剤の所持・使用を抑止する効果を持つのだろうか?果たして、そのような効果を証明できるだろうか?

仮に、警視庁に対する疑義を全て振り払い、今回、岡崎さんが覚せい剤を使用したと信ずるとして、頭に浮かぶのは一点。

1度覚せい剤に手を出すと、一生止めることができないのか、という諦めだ。

自分が手を出すかも知れないとは全く思いもしない。だから、抑止効果はゼロである。

代わりに考えるのは、覚せい剤中毒の人は、直ちに刑務所へ収監するのではなく、先ず、専門的治療を行い、社会環境を整え、更生に適した条件を整えるべきだということだ。

このようないい加減な報道を疑念も無く信じ、逮捕の抑止効果を喧伝する碓井真史氏には呆れた。多分返事は来ないと思うが、一度、真意を問いたい。

コメントを求めるなら心理学者ではなく、刑事政策の専門家だろう。

朝から激しい雨。今日(16日)は、片道45分かかる生徒1人の指導。帰宅は23:00ころ。


<覚醒剤所持>岡崎聡子容疑者を現行犯逮捕

毎日新聞 9月13日(金)19時28分配信

 警視庁は13日、元五輪女子体操選手の岡崎聡子容疑者(52)=東京都杉並区荻窪4=を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕したと発表した。同庁によると「全く知らない」と否認しているという。岡崎容疑者は同法違反罪で計5回の有罪判決を受けている。

 逮捕容疑は6日午前10時ごろ、同居する無職、小竹龍也容疑者(50)=同容疑で逮捕=と自宅アパートで覚醒剤を所持したとしている。同庁によると、テーブルの上にあったストローに微量の覚醒剤が付着していた。

 2人の尿を採取し使用容疑でも調べる。岡崎容疑者は1976年のモントリオール五輪に出場、タレントとしても活躍した。【黒田阿紗子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130913-00000058-mai-soci

岡崎聡子容疑者 覚醒剤所持で13回目の逮捕

テレビ朝日系(ANN) 9月13日(金)18時38分配信
 
 元オリンピック選手が覚醒剤所持の疑いで逮捕されました。今回で13回目です。

 体操の元オリンピック代表・岡崎聡子容疑者(52)と内縁の夫の小竹龍也容疑者(50)は6日、東京・杉並区の自宅アパートで、覚醒剤約0.5グラムを所持していた疑いで現行犯逮捕されました。岡崎容疑者は、引退後は薬物絡みの事件で5回の有罪判決を受けていて、今回が13回目の逮捕です。岡崎容疑者は「全く知らない」と話し、容疑を否認しています。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20130913-00000037-ann-soci


元五輪選手・岡崎聡子容疑者 覚醒剤所持容疑でまた逮捕 「全く知らない」

産経新聞 9月13日(金)16時36分配信

 自宅で覚醒剤とみられる薬物を所持していたたとして警視庁組織犯罪対策5課は、覚せい剤取締法違反容疑で東京都杉並区荻窪、元五輪体操選手の無職、岡崎聡子(52)と同居の指定暴力団関係者、小竹龍也(50)の両容疑者を現行犯逮捕した。

 同課によるといずれも容疑を否認し、「全く知らない」と供述。同課は、岡崎容疑者らが覚醒剤を使用していた可能性が高いとみて尿鑑定を進めている。

 岡崎容疑者は1976年モントリオール五輪に15歳で出場し、タレントとしても活動。同法違反罪や大麻取締法違反罪で5回の有罪判決を受けている。2月にも覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたが、不起訴処分となっていた。

 同課に情報提供があり、6日に岡崎容疑者宅を家宅捜索。室内にあったストローに付いた結晶から覚醒剤の陽性反応が出たという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130913-00000546-san-soci


碓井真史氏(社会心理学者、新潟青陵大学大学院教授、スクールカウンセラー)のコメント。

■岡崎聡子容疑者

岡崎容疑者は、体操選手として15歳で1976年モントリオールオリンピックに出場しました。すばらしいことです。その後、1979年に引退し、芸能活動を開始、またエアロビクスの普及に貢献しました。その後、結婚出産し、芸能界を引退しました。

そして、1995年覚せい剤で逮捕され、その後覚せい剤使用を繰り返し、これまでに5回の有罪判決を受けています。

■覚せい剤の恐ろしさと現状

覚せい剤は、疲れが取れるなどと言われるように、覚醒作用のある薬です。本人としては、気分爽快になります。ただし、周囲から見れば奇妙なやる気元気さなのですが。そしてその効果も数時間で切れ、その後は激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。この嫌な感じを消すために、また覚せい剤を求めてしまいます。

覚せい剤は、精神的依存がとても強い薬物です。つまり止めるのがとても難しい薬物です。そうして乱用が続けば、恐ろし妄想に取り付かれたり、突然乱暴を働いたりもします。時間がたった後でフラッシュバックに襲われ、強い症状が出ることもあります。

乱用者は、覚せい剤を何としても手に入れたいと思いますから、覚せい剤を手に入れるための犯罪に走る人もいます。

覚醒剤事犯の検挙人員は、毎年約1万2,000人と高止まり状態です。また覚醒剤事犯における再犯者率は6割を超え、過去15年間で最高です(内閣府)。

覚せい剤で逮捕されると、多くの人は社会的生命を失います。それでも、一度なら家族や友人も許してもくれるでしょう。有名人、芸能人も、仕事に復帰する人もいます。しかし、覚せい剤犯罪は繰り返しやすい犯罪です。

2度目、3度目の逮捕になると、さすがに仕事に復帰できなくなります。支えてくれていた友人、家族も離れていきます。その苦しい状況の中、再び覚せい剤に手を出し逮捕されるというパターンがよく見られます。

■覚せい剤など薬物依存に陥りやすい人

覚せい剤、マリファナなど、違法な薬物を使用する人々は、どのような性格の人でしょうか。心理学の研究によれば、2つの性格タイプの人々がいます。

1 衝動性、攻撃性、過活動性、刺激希求性が高いタイプの人。

簡単にいえば、強い刺激を求める、乱暴な人、落ち着きのない、激しく騒ぐタイプの人です。

2 神経症的、抑うつタイプの人

1の乱暴なタイプの人とは正反対です。乱暴どころか、まじめで自分を責めるタイプの人です。悩み、苦しんだ末に、薬物に走ってしまうタイプです。

また、子どものころ辛い体験をした人で、薬物に走る人もいます。

岡崎聡子容疑者は、経歴からすれば、辛い子ども時代どころか、すばらしい子ども若者時代を送ったと言えるでしょう。しかし、彼女の心はどうだったのでしょうか。オリンピック出場後の生活は、どうだったのでしょうか。15でオリンピックに出場した彼女は、でも2度目のオリンピックには挑戦していません。

若くしてピークを迎えてしまったスポーツ選手の、その後の人生を支えることは、とても大切だと思います。

昨年平成24年度に覚せい剤で逮捕されたのは、11,577人。その中で、10代が148人、20代が1933人でした。子ども若者達を守りたいと思います。

有名人、芸能人で、薬物を使用する人もいます。ストレスの多い仕事なのでしょう。悪い人も近づきやすいのでしょう。

■薬物と戦うために

薬物乱用の流行の要因は3つあるとされています。

1 違法薬物の社会における流通。

2 違法薬物を欲する個人の存在。

3 薬物乱用を許容する社会環境。

もちろん犯罪を犯した人自身が悪いのですが、その人を責めて孤立させるだけでは問題は解決しません。薬物を売っている人を捕まえること。薬物が欲しくなってっしまう人を支えること。そして、その程度のことは良いとしてしまうのか、絶対に許さないとするのか、社会全体のどのような雰囲気を作っていくのかが大切でしょう。

有名人の犯罪、逮捕は、大きく報道されます(テレビ局の人とか、有名司会者の子どもとか)。しかし、興味本意の報道、話題だけでは、困ります。すべての犯罪報道は、何らかの形で、犯罪防止につながらなければならないと思います。

せっかく大きく報道され、注目されるのであれば、それをどう薬物防止に活用するかです。

私たちも、その思いで、意見を述べ、会話したいと思います。リアルでも、ネットでも。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/usuimafumi/20130913-00028095/

usui@n-seiryo.ac.jp

コメント

蒼穹
2013年9月17日16:05

覚せい剤やめた人の話だと、一生辛いらしいですよ。
例えるなら、常にのどがカラカラの状態で、飲み物が目の前にあるのに飲めないという状態が一生続くらしいですよ。

lister
2013年9月17日19:45

☆蒼穹さん

ええ、それはまさに病気。様々な国に様々な医療・更生施設があり、薬抜きをした後は、中毒者のグループで互いに次の使用を行わないと誓い合う集団療法を受けるらしいです。

それでも、必ず脱落者が出ることは明らかですね。そこは厳しい現実です。

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