ぬるま湯

2013年9月26日 日常
5時起床。天気、曇り時々晴れ。気温23℃。心地よい日々です。収穫の秋を迎え、お店には、色彩豊かな野菜や果物が並びます。

早いもので、野良猫のマリを捕獲してから1週間が経ちました。避妊手術の傷も治ったようなので、今日、また外へ逃がそうと思います。

私が部屋に入っただけで、威嚇し、唸っていたマリですが、最近は、かなり人間に慣れました。

定期的に餌を与えられ、何ら危害を加えられないことが分かると、今の生活も悪くはないと思い始めたのでしょうか。

狭い檻の中で、餌を食べ、あとは寝るという毎日。人間なら拒否するでしょう。まるで、独房にいれられた死刑囚です。

しかし、僅かな不安として脳裡を過ぎるのは、さあどうぞ、と檻の入り口を開けても、マリが、外へ出ないのではないかという可能性です。

この1週間、ほとんど人が出入りしない私の部屋は、マリにとって、ある種、ぬるま湯だったと思います。

ぬるま湯生活に浸っている人間というのもいますね。

朝11時ころに出勤し、仕事と言えば、新聞を読むことくらいで、5時にはきっちりと帰宅する天下りの皆さん。まさにぬるま湯。

毎日のやりがいがなくて不自由しないのかと思うでしょうが、本人達にとっては何ら問題ではないようです。

これから、また外で生活を始めるマリ。空腹の時は餌を求めて、雨の日は屋根を求めて彷徨う野良猫たち。

しかし、野良猫には野良猫の自由というものがある。飼い猫には決して分からない自由が。

天下り官僚として過ごした1週間の後、マリは、やはり野良猫としての自由を求めて自ら外へと飛び出すのであろうか。天下りにはできない芸当だ。

今日は1人教えるだけ。もう月末か。

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