脱兎のごとく

2013年9月28日 日常
脱兎のごとく
起床6時。ちょうど日の出の時刻だった。ナイスリーウォームな気温。しかも、お休み。

私は母を連れてマッサージへ出かけた。久しぶりですね、全身カチカチですね、と言われた。確か3~4週間(アバウトだ)ぶりだ。

すっかりリラックスして、今度は床屋へ。いつもの通り、シャンプーの時に頭皮マッサージをしてもらう。何て気持ちがいいんだ!

その後、いつものお願いします、が通じるお店で昼食。本屋に寄って、プチ仕事。生徒2人のために単語集を買う(もちろん立替)。

ここで大事件が起きる。財布をひっくり返し、とっくり返して探すも、その書店のポイントカードが見つからない。

そういえば、昨日、ポイントカードを整理して、不要なレシートと共に捨てたのだった。

私の場合、財布の断捨離も必要だ。お札の方は勝手に出て行ってくれるのだが。

後で調べると、やはり、その書店のポイントカードを捨てていた。倒産した回転寿司屋のポイントカードは財布に残していることも発見。我ながら間抜けだ。

せっかくの休みだし、のんびりしようと思っていたら、会社から面接依頼のメール。しかも3件!早速、電話をして、面接の日時と場所を決める。

この後、勤務報告の残りを打ち込んで、10月からの新しい生徒さんと最初の授業日を決める。早くも仕事モードだ。

それで、肝心の昨日なのだが、季節の変わり目、風邪をひいてしまった。朝から、ノドと頭がガンガン痛く、何もせずに眠っていた。

しかし、昼ころ目覚め、野良猫のマリを解放していないことに気付き、これが最後かも知れないと写真を撮った。それが、コレだ。

動物にも一宿一飯の恩義はあるかと思っていたが、カメラを近づけるとこの形相である。

ま、確かに不妊手術などマリの望むところではなかっただろう。唐揚げチキンに食いつくと入り口が閉まる捕獲器に引っかかったのも彼女の本意ではなかろう。

毎日3回、水と餌を取り替えたのだって、単なる迷惑だったかも知れない。

何も心配する必要は無かったのだ。檻を外に出して、出口を開けると、マリは脱兎のごとく逃げ去った。

兎を飼っていたことがあるので分かるのだが、耳を下げ、後ろ足の筋肉に力こぶを作り、逃げる方向を定めるのは、動物共通に見られる非常体勢のようだ。

あばよ、マリ。野良の生活がそんなに好きか。俺には分からんね。もうすぐ冬だし、雪も降るだろう。そんなことを忘れてしまうほど素敵な彼氏でもいるのか?

不思議だ。自室は再び空っぽとなり、今は、キーボードを叩く音だけが孤独に響く。

生き物が、たとえどれほど疎遠であっても、同じ部屋に居るか居ないかで、こんなに違うものか。

だが、そんな気分に浸ったのも一瞬だけ。出勤時間が迫ると気合が入り、風邪薬と頭痛薬を飲んで出発したのだ。

この仕事を始めて3~4年(何てアバウトなんだ)経つが、私は一度たりとも欠勤したことがない。何たるプロ根性!生徒はお熱が出ると休むのに。

しかも、今日まで給料日を忘れていたという仕事への集中力。これは表彰ものではないか(笑)




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