朝から寒い。いよいよ厳冬がやってきたのだと思う。
さて、私は、ニ人、助教授(準教授というのか)のまま大学を去った人を知っている。うち一名は、正確に言えば、先ず間違いなく助教授のままで終わりそうな人だ。
一人は、人間性に問題があった人。狼研究では権威とされていたが行き詰まり、海獣研究にスイッチ。
とにかく本を出していない。研究成果は誰も読まない学会誌や学内誌に発表していたものと思われる。
今は、某市に雇われ、犬による野生動物の駆逐に取り組んでいる。ある研究プロジェクトに参加したのを機に学部を移ったが、退職まで助教授。
もう一人は、もう68歳になるが、助教授のまま。随分とお世話になった。
博士号取得と教授への昇格を目論んで、K大出版から大著(翻訳)を出したが、誤訳の多さを指摘されたようで、屈辱の中、大学に首の皮一枚でつながっている。
二人とも不器用な人だった。大学に奉職し、助教授で終わるというのは、大学の世界では、人間になれなかった妖怪人間に喩えるのが相応しいであろう。
大学は教会が発展したものだが、神父にも助祭というのがいて、やはり日の当たらない立場である。
機長と副機長、社長と副社長、知事と副知事、あらゆる世界に「正」と「副」がある。
そして、「副」で終わった人は、一生を嘆き悲しむのである。
ひどい世界だと思う。せめて退職の一年前に教授にしてあげればいいのに。しかし、慮るに、二人とも、人間として何かが欠けていた。
これから1人。今日も楽だ。
さて、私は、ニ人、助教授(準教授というのか)のまま大学を去った人を知っている。うち一名は、正確に言えば、先ず間違いなく助教授のままで終わりそうな人だ。
一人は、人間性に問題があった人。狼研究では権威とされていたが行き詰まり、海獣研究にスイッチ。
とにかく本を出していない。研究成果は誰も読まない学会誌や学内誌に発表していたものと思われる。
今は、某市に雇われ、犬による野生動物の駆逐に取り組んでいる。ある研究プロジェクトに参加したのを機に学部を移ったが、退職まで助教授。
もう一人は、もう68歳になるが、助教授のまま。随分とお世話になった。
博士号取得と教授への昇格を目論んで、K大出版から大著(翻訳)を出したが、誤訳の多さを指摘されたようで、屈辱の中、大学に首の皮一枚でつながっている。
二人とも不器用な人だった。大学に奉職し、助教授で終わるというのは、大学の世界では、人間になれなかった妖怪人間に喩えるのが相応しいであろう。
大学は教会が発展したものだが、神父にも助祭というのがいて、やはり日の当たらない立場である。
機長と副機長、社長と副社長、知事と副知事、あらゆる世界に「正」と「副」がある。
そして、「副」で終わった人は、一生を嘆き悲しむのである。
ひどい世界だと思う。せめて退職の一年前に教授にしてあげればいいのに。しかし、慮るに、二人とも、人間として何かが欠けていた。
これから1人。今日も楽だ。
コメント
お腹大切に!
新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
お気遣いありがとうございます。暴飲暴食、
決してなきよう、今年一年頑張ります。
私の父もあり得ないことをいわれて、恨まれたことがあるようです。
そうですね、学内政治の餌食になることもありますね。
最悪の場合、大学を移ることもあります。
こういう世界は嫌だ嫌だとつくづく思います。