笑顔が戻ってよかった
2014年2月21日 日常 コメント (6)快晴。寒くて4時に目が覚める。テレビをつけて女子フィギャーを観た。
真央のフリーは素晴らしかった。自己最高の成績が出て、まだ伸びしろがあったということを証明した。
感涙に咽ぶ日本のエースには拍手喝采だ。
しかし、また苦言を書かねばならない。真央を応援してきたし、大ファンでもあるからだ。
それは、日本のフィギュアスケートに対するアプローチの問題だ。
もちろん、どの選手も外国人のコーチを雇ったり、海外で修行したりと、最早、オリンピック選手に国籍など無いことを知っての上で言うのである。
真央のフリーの成績は142.71だった。
銅のカロリーナ・コストナーを0.2ポイント上回ってはいるが、金のアデリナ・ソトニコワが149.95、銀のキム・ヨナが144.19で、真央は第3位だ。
フリーだけで勝敗を決めたとしても、優勝には遠く及ばなかったのである。無論、技術点以外のポイントをどれほど数値化できるかという大問題がある。
また、何故にショート・プログラムなんてものがあるのか、開催国の選手が有利にならないか、など疑問は数々ある。
しかし、現実は、ジャッジのつける点数で決まってしまう。
真央は、ジャンプで技術点を取り、高得点を目指すという方向性が強かったと思う。
これからの日本選手は、構成点、あるいは、いわゆる、芸術点で稼ぐという姿勢が必要だろう。
メダリストと真央の演技には、この点で大きな差があった。
これは、スポーツというより文化の問題であり、フィギュアスケーターが単にアスリートではないことを意味する。
日本は、この部分で、まだまだ弱いと思う。これは、選手だけでなく、コーチやアドバイザーの問題でもある。
そして、何より、メンタル面でのサポートが必須であることが、この大会で明らかになったであろう。
天才スケーター真央を無冠のヒロインで終わらせてしまったことを、日本のスケート界は深く反省すべきだ。スポンサーシップにも問題があった。
試合後のインタービューで、真央が必死に訴えていたのは、快心のフリーで、日本の人々に「恩返し」ができたのではないかということだった。
それが重圧になっていたのなら、「恩返し」なんてことは微塵も考えずに演技して欲しかった。
日本人選手がプレッシャーに弱いのか、日本という国が、殊更、選手に重圧を掛けるのか、とにかく、こういう負の連鎖は断ち切らなければならない。
金のアデリナ・ソトニコワは、単に嬉しい、コーチや家族やサポーターに感謝したいということだけのインタビューだったが、17歳なら、そんなものだろう。
連覇に失敗し、銀メダルとなったキム・ヨナは「たくさんの選手が、この大会を最後に引退する。自分も引退するので寂しい。韓国では有望なフィギュアスケーターがたくさん育っているので期待したい」と語っていた。
2位に決まった時も笑顔を忘れなかったのは、一度は金に輝いたことがあったからかも知れないが、このインタビューで見せた大人の余裕が印象に残った。
そして、花束贈呈の場面で気になったことがあった。
金のアデリナ・ソトニコワが、銅のカロリーナ・コストナーにはハグしたのに、キム・ヨナには握手しかしなかったのである。
文化の違いを悟ってのことか、それとも・・・。
まあ、ソチも良い大会だった。テロも起きなかったし、感動だけではなく、教訓を得ることもできた。
真央の帰国を暖かく迎え、彼女の将来に幸多からんことを願う。好きなものを食べて、恋愛もして。
まだ20代の人に掛ける言葉ではないかも知れないが、お疲れ様と言いたい。
今日から仕事。
真央のフリーは素晴らしかった。自己最高の成績が出て、まだ伸びしろがあったということを証明した。
感涙に咽ぶ日本のエースには拍手喝采だ。
しかし、また苦言を書かねばならない。真央を応援してきたし、大ファンでもあるからだ。
それは、日本のフィギュアスケートに対するアプローチの問題だ。
もちろん、どの選手も外国人のコーチを雇ったり、海外で修行したりと、最早、オリンピック選手に国籍など無いことを知っての上で言うのである。
真央のフリーの成績は142.71だった。
銅のカロリーナ・コストナーを0.2ポイント上回ってはいるが、金のアデリナ・ソトニコワが149.95、銀のキム・ヨナが144.19で、真央は第3位だ。
フリーだけで勝敗を決めたとしても、優勝には遠く及ばなかったのである。無論、技術点以外のポイントをどれほど数値化できるかという大問題がある。
また、何故にショート・プログラムなんてものがあるのか、開催国の選手が有利にならないか、など疑問は数々ある。
しかし、現実は、ジャッジのつける点数で決まってしまう。
真央は、ジャンプで技術点を取り、高得点を目指すという方向性が強かったと思う。
これからの日本選手は、構成点、あるいは、いわゆる、芸術点で稼ぐという姿勢が必要だろう。
メダリストと真央の演技には、この点で大きな差があった。
これは、スポーツというより文化の問題であり、フィギュアスケーターが単にアスリートではないことを意味する。
日本は、この部分で、まだまだ弱いと思う。これは、選手だけでなく、コーチやアドバイザーの問題でもある。
そして、何より、メンタル面でのサポートが必須であることが、この大会で明らかになったであろう。
天才スケーター真央を無冠のヒロインで終わらせてしまったことを、日本のスケート界は深く反省すべきだ。スポンサーシップにも問題があった。
試合後のインタービューで、真央が必死に訴えていたのは、快心のフリーで、日本の人々に「恩返し」ができたのではないかということだった。
それが重圧になっていたのなら、「恩返し」なんてことは微塵も考えずに演技して欲しかった。
日本人選手がプレッシャーに弱いのか、日本という国が、殊更、選手に重圧を掛けるのか、とにかく、こういう負の連鎖は断ち切らなければならない。
金のアデリナ・ソトニコワは、単に嬉しい、コーチや家族やサポーターに感謝したいということだけのインタビューだったが、17歳なら、そんなものだろう。
連覇に失敗し、銀メダルとなったキム・ヨナは「たくさんの選手が、この大会を最後に引退する。自分も引退するので寂しい。韓国では有望なフィギュアスケーターがたくさん育っているので期待したい」と語っていた。
2位に決まった時も笑顔を忘れなかったのは、一度は金に輝いたことがあったからかも知れないが、このインタビューで見せた大人の余裕が印象に残った。
そして、花束贈呈の場面で気になったことがあった。
金のアデリナ・ソトニコワが、銅のカロリーナ・コストナーにはハグしたのに、キム・ヨナには握手しかしなかったのである。
文化の違いを悟ってのことか、それとも・・・。
まあ、ソチも良い大会だった。テロも起きなかったし、感動だけではなく、教訓を得ることもできた。
真央の帰国を暖かく迎え、彼女の将来に幸多からんことを願う。好きなものを食べて、恋愛もして。
まだ20代の人に掛ける言葉ではないかも知れないが、お疲れ様と言いたい。
今日から仕事。
コメント
日本という国には、殊更、選手に重圧を掛けるの側面があるのは否定できないと
思います。
いつも大事なところで失言するあの方は、喩えれば、右と左の靴を間違えて履くスケーターのようなものです。
真央ちゃんは気にしていないとは思いますが。
それにしても、オリンピックの陰でシーンとした黒海、いや、国会で、安倍はマズいことをどんどん進めていますね。
フギィアスケートにそれほど興味ないのですが
真央ちゃんのフリー素晴らしい演技でしたね。♪
やっぱり笑顔の浅田真央ちゃんがいいです。
プレッシャーに負けない強さに感動しました。
ショートからの切り替えは確かにすごい根性でした。朝、赤飯を食べて、コーチが、何かあったらリンクの中まで助けに行く、と励ましたそうです(某ネットニュースによる)。そういうメンタルなサポートというかムード作りが非常に大事なのだと思いました。
一夜明けたインタビューで、宿敵は自分だと述べていました。本当にそうなんでしょうね。真央ちゃんは真央ちゃんなりの演技構成で極めたと思います。
いい笑顔でした。メダルより、自分に克った満足感ですね。このスマイルの素晴らしさは誰にも分からないでしょう、と述べていました。本当に純心なんですね。そこが真央ちゃんの素晴らしさです。
4年後の事を尋ねたり、ギネス記録に認定させようなどいう動きは野暮というものです。
私は、冬季オリンピックと言えば女子フィギュアという人間なので、真央ちゃんがいない冬季オリンピックは寂しいです。同時に真央ちゃんを超える選手が出てくることも期待しています。
今は、特別枠で選ばれたエキシビジョンと、続く世界選手権で見せるであろう有終の美を楽しみにしています。真央ちゃん、今までありがとう!
自民党の中からどうして止めようとする人がいないのでしょうか。
特に「宏池会は一体何をしているのか」と思います。
公明党も、いつまで与党の座に居座り続けるのでしょうか。
それとも、「維新やみんなと連立されると、さらに加速する」とでも思っているのでしょうか。
自民党に自浄作用は無いでしょう。公明党には何の期待もしていません。
安倍政権は、経済政策への国民の不満で自滅を待つしかありませんね。