快晴。暖かい。

また小保方さんネタになってしまうが、彼女に研究室と研究資金を提供したいという海外からのオファーが多いらしい。

これでアウト、科学界からは永久追放という凡庸で世間知らずの科学者の見解とは異なり、STAP現象の証明によりノーベル賞を狙う研究所は数多ある。

小保方氏に「うちで研究しませんか」とオファー

2014.4.14 20:48 [STAP細胞]産経ニュース

 STAP(スタップ)細胞論文の不正問題で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子氏宛に13、14の両日に約100通のメールが届けられていることが14日、分かった。代理人の三木秀夫弁護士が明らかにした。激励や批判が混在しており、学術関係者から「お金を出すから、うちで再調査をしないか」との申し出もあったという。

 三木氏によると、手紙も14日だけで約30通届いたという。小保方氏は現在も入院しているが、弁護団がすべてデータ化し、小保方氏へ届けているという。


科学は真実を真理を探究する世界であるという純粋無垢な科学像を抱く科学者は多いのだろう。だがその実態は、世俗化し、金次第の世界だ。

金とは関係ないが、一つ例を挙げてみよう。

脚気という、ビタミンB1を含まない精白米を食べることにより生ずる病気があった。ファーストフードなど偏った食事をとることが原因で、今日、また増え始めている。

脚気(かっけ、英: beriberi)はビタミン欠乏症の一つであり、ビタミンB1(チアミン)の欠乏によって心不全と末梢神経障害をきたす疾患である。心不全によって下肢のむくみが、神経障害によって下肢のしびれが起きることから脚気の名で呼ばれる。心臓機能の低下・不全(衝心(しょうしん))を併発したときは、脚気衝心と呼ばれる。


現在、脚気が伝染病だと考える人は素人ですらいないと思うが、軍医だった森鴎外は「脚気伝染病説」を唱えた。

彼自身、そう信じていたわけではないだろうが、彼の上司が「脚気伝染病説」をとる人だったので、その人に従わなければならなかったようだ。

海軍は、洋食を取り入れることで脚気を克服した。麦を白米に混ぜるというのも解決方法の一つだった。ビタミンB1を摂れば解決するのである。

この段階で「脚気伝染病説」は完全に否定されてしまった。

その結果、森鴎外は左遷させられた。順風満帆に見える彼の一生の中で明らかな汚点として残る出来事であった。

ボスの意見に従わねばならないという科学界の非科学的現実が生み出した悲劇である。現在でも、こういう事情はあるのではないか。

今日は一人。





コメント

nassie
2014年4月21日19:53

凄い話ですね。マルクスが大笑いしそう。

lister
2014年4月22日7:01

☆nassieさん

笑えますよね。森鴎外は左遷の時の心境を『高瀬舟』に表したのかななどと考えてしまいます。

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