今日はクローン病の診察日。2時間待たされて、診察は1~2分。しかし、それくらいで済んでいるということに感謝しなくては。

先週から本棚の本を全部調べているのだが、加清純子さんの遺作集は見つからない。そこで、帰りに図書館へ寄ってきた。

ありました。『我が命「阿寒に果つ」とも』。1995年発行だから、もう20年近く前の作品だ。

懐かしい。持ち出し禁止だったので借りられず、その場で読み、観た。

小説が3本入っており、『青銅文学』だけではなく、新聞にも寄稿していたことを知った。

最初にこの画集兼遺稿集を開いた時に味わった幻滅というものはなかった。むしろ、小説のひとつはよく出来ていると思った。

絵については、やはり白黒が大半で、どうしてカラーにしてくれなかったのかと残念に思った。

かなり売れた画集だったので、オールカラーで再版というのは無いだろうか。

ともあれ、10数年ぶりに純子と密会した。図書館のずっと隅の方で。

明日は休みとなっているので、もう少し基本的データをまとめて図書館へ行き、文献調査の担当者に会いたい。

滄海の一粟とまでは行かないまでも、これから純子さんの遺稿を全て集めることは不可能だろう。でも読みたい。

これから2人。

コメント

nophoto
聖護院草庵主人
2014年5月14日8:17

こんにちは、突然失礼します。
加清純子の資料で現存するものをまとめてほぼすべてを、bぉg「山花咲野鳥語」にアップロードしています。加清純子自身の書いた文章は、古い新聞のマイクロを含めて相当調査しましたが、青銅文学に記されたものや、「わがいのち「阿寒に果つ」とも」に目次写真が残っているものくらいしかありませんでした。
「わがいのち「阿寒に果つ」とも」に収録されている新聞記事の書誌事項は不正確です。(加清蘭子氏が意図的に誤記したとは思いたくないのですが。)
いずれも、現存するものは、個人所有をのぞくと、1部づつしか発見できていません。見つけられないようでしたら、blog「山花咲野鳥語」からメッセージでご相談ください。いま、集めた資料のリストを大体まとめたところです。

lister
2014年5月14日9:00

☆聖護院草庵主人さん

「山花咲野鳥語」は血眼になって拝読してきましたので、そのブロガーの方からコメントをいただけるとは望外の喜びです。

殊に純子の最期については、非常に正確な考証をされており、全幅の信頼を寄せております。

ありがとうございます。是非、ブログの方で相談させていただきたいと存じます。よろしくお願いします。

加清純子に取り憑かれた人間として、偉大な先達がおられること、そして、ネットの時代に生まれたことを感謝しております。

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