純子と逢瀬

2014年5月14日 日常
今日は休日。気温25℃と高い。

昼から図書館へ。青銅文学を始め、加清純子さんの小説やエッセイが乗っていそうな同人誌、新聞などを調べてくださいと司書にお願いする。

1週間くらいで大勢は判明するらしいので、連絡を待つ。

昨日は、加清純子さん研究で名高いブログ「山花咲野鳥語」の筆者である聖護院草庵主人さんからコメントをいただき、明日あたりコンタクトをとらせていただこうと思っております。

山花咲野鳥語
http://artemisia.at.webry.info/

純子さんに一歩近づいたようで非常に嬉しいです。

ところで、純子さんの享年は18歳と19歳、ほぼ半々に語られるのですが、純子さんは1933年(昭和8年)7月3日に誕生し1952年(昭和27年)に亡くなられているので、19歳が正しいようです。

高校3年生ということで18歳かと思いますが、19歳というのは何故かという点、今後の課題にします。

ということは、純子さんは戦中生まれなんですね。

しかし、絵や小説からは、現代に生きていてもおかしくない先進性が見られます。

ジェネレーションサイクルというか、時代は繰り返すというか、一昔が30年なら、二昔前は現代というわけです。

まだ戦争が終わって間もなくの時期ですから、日本人は食うや食わずやの状態だったと推察されます。

その時代にアートに打ち込むということがどれほど時代を先取りしていたことか。

ショートの髪を赤く染めていた(実際は、脱色していたと思われます)ところも現代的。

いや、当時こそ、長い戦争と天皇制ファシズムから解放され、人々は、今よりももっと自由を求め、活力にみなぎっていたのかも知れません。

本日、加清純子さん関連の書籍で借りることができたのは暮尾淳『ぼつぼつぼちら』(右文書院、2005年)です。

暮尾淳さんの本名は加清鐘で、純子さんの弟です。詩集としては凡庸ですが、「走れメロス」の項には、純子さんの遺体発見と、最後の恋人岡村昭彦(日本共産党の活動家とされるが、非常に怪しい)に関して詳しく書かれています。

ということで、オークションの出品もせず、純子さんに没頭した1日でした。

では、また明日。



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