5月も半ばだというのに寒い1日。
こういう日は暖かい部屋で読書するに限る。ま、実際にはPDFファイルを読んだので本ではない。
歓喜の日。聖護院草庵主人さんから頂いた夭折の画家、加清純子さんの漫画、体験記や小説を読むことができた。
山花咲野鳥語
http://artemisia.at.webry.info/201301/article_5.html
それらの作品を読みたい場合は、上記ウエブリブログのメッセージで聖護院草庵主人さんに頼むとよい。
今日、読んだのは、「雌阿寒岳を登る」、漫画2編、「一人相撲」、「二重SEX」である。
短編なのだが、「雌阿寒岳を登る」以外は、いわゆるガリバン印刷(謄写版印刷*、後ほど説明)で、印刷の質が悪く、判別のつかない箇所が多い。
その上、旧漢字が使われているので、尚更、時間がかかる。
まだ渡辺淳一「阿寒に果つ」のモデルになったといわれる「芸術家の毛皮」は読んでいないが、上記2作品ともに、60年前の高校の同人誌によくも発表できたものだと驚かせるほど先進的なテーマが扱われている。
また、終戦直後だから書けたと思われる記述も多い。現在では、差別用語とされているものもかなり出てくる。
私は判読できた部分をタイプしようと考えている。自分のために。
高校生という限界はあるものの、凝った文章とストレートなストーリー運びは読む者を釘付けにする。
明日は午前中から授業が2つ入っているので、今日は早く寝ようと思うが、仕事前に時間があれば「芸術家の毛皮」も読んでみたい。
*ガリバン印刷とは、ワックスペーパー(インクを通す紙の片面にロウが塗られたもの)のワックス部分を金属ペンでガリガリと削り、油性インクをたっぷりかけると、削った文字の部分だけがインクを通り、それを紙(藁半紙)に押し付けて印刷するというものだ。活字のようにクリアな印刷ではない。
こういう日は暖かい部屋で読書するに限る。ま、実際にはPDFファイルを読んだので本ではない。
歓喜の日。聖護院草庵主人さんから頂いた夭折の画家、加清純子さんの漫画、体験記や小説を読むことができた。
山花咲野鳥語
http://artemisia.at.webry.info/201301/article_5.html
それらの作品を読みたい場合は、上記ウエブリブログのメッセージで聖護院草庵主人さんに頼むとよい。
今日、読んだのは、「雌阿寒岳を登る」、漫画2編、「一人相撲」、「二重SEX」である。
短編なのだが、「雌阿寒岳を登る」以外は、いわゆるガリバン印刷(謄写版印刷*、後ほど説明)で、印刷の質が悪く、判別のつかない箇所が多い。
その上、旧漢字が使われているので、尚更、時間がかかる。
まだ渡辺淳一「阿寒に果つ」のモデルになったといわれる「芸術家の毛皮」は読んでいないが、上記2作品ともに、60年前の高校の同人誌によくも発表できたものだと驚かせるほど先進的なテーマが扱われている。
また、終戦直後だから書けたと思われる記述も多い。現在では、差別用語とされているものもかなり出てくる。
私は判読できた部分をタイプしようと考えている。自分のために。
高校生という限界はあるものの、凝った文章とストレートなストーリー運びは読む者を釘付けにする。
明日は午前中から授業が2つ入っているので、今日は早く寝ようと思うが、仕事前に時間があれば「芸術家の毛皮」も読んでみたい。
*ガリバン印刷とは、ワックスペーパー(インクを通す紙の片面にロウが塗られたもの)のワックス部分を金属ペンでガリガリと削り、油性インクをたっぷりかけると、削った文字の部分だけがインクを通り、それを紙(藁半紙)に押し付けて印刷するというものだ。活字のようにクリアな印刷ではない。
コメント
ガリバン印刷、懐かしいですね。
小学校の低学年の頃、担任の先生が「クラス便り」を刷るのをお手伝いしたことがあります。
不器用だったので手や腕にインクが付いてしまったことや、あの独特のにおいを思い出しました。
ガリバン印刷をご存知ですか?懐かしいですよね。何より、書く人の肉筆が残ります。うまい人のガリした文字は本当に読みやすく、下手な人が書くと全く読めなかったりして。今はワープロで気軽に活字の文章を作れますが、あの時代はあの時代で良かったのかも知れません。
私も不器用で、必ず手や服がインクだらけになりました。油性インクの匂いも忘れられませんね。