されど命

2014年5月23日 日常
晴れ。心地よい涼しさ。

あれは何時ころだったか。ま、今日は4時に目が覚め、コーヒーを飲んで、グリーンの散歩。

部屋に戻ると、スズメの鳴き声がする。外で鳴いているのではなく、すぐ近くで聞こえる。

間違いなくSOSの鳴き方だ。何かトラブッたのだろう。

どこだどこだと探すと、どうも煙突の中にいるらしい。悪いけど、ストーブの円筒は外せないので、自力で飛び立ちなさいと二度寝する。

1時間くらいして、まだスズメは必死に鳴いている。

結局、あれこれ工夫してストーブから円筒を外す。すると、その位置からずっと下まで煙突は続いており、そのどん底にスズメはいるらしい。

確か、煙突の一番下に扉がついていて開けることができるはずだと思い、冷蔵庫を動かしてみた。

やはり扉が見える。

そっと開けてみる。すると、スズメは鳴き止み、煙突の中に留まるリスクと飛び出すリスクを計算しているようだった。

と思うやいなや、スズメは飛び立った。小さい。ほとんど雛のようなスズメだ。

しばらく部屋の中をバタバタと飛び回っていたが(飛び方が下手だ)、窓を開けると外へ出た。

長く飛べないようで、庭の木の枝に次々と飛び移り、木の天辺まで来ると、親鳥を呼ぶような声でさえずっていた。

無事に生存競争を生き抜けるか。

随分と時間を食ってしまった。色々な朝があるものだ。

今日は2人教える。

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