黒子のバスケ犯 渡邊博史の饒舌
2014年6月18日 日常 コメント (4)曇り時々雨。涼しい。
最近、雑誌『創』を読んでいる。そこに黒子のバスケ犯である渡邊博史の手記が載っていることは先日書いた通りである。
今回は逮捕されて二回目の手記だ。まあ、よく書く。
最初の手記を読んで色々な人がこの犯罪の理由を推察していたが、彼によれば、どれも当てはまらないそうだ。
まず、この犯罪は純粋に心理的なものであり、経済的に恵まれていなかったということとは全く関係ないと。
また、幼児期の虐待もなかったが、学校でも塾でもいじめられていたことは認めると。
同じクラスに渡邊という生徒が2人いることが多く、もう一人の渡邊君が渡邊と呼ばれ、自分は区別する意味でヒロフミとしか呼ばれなかったらしい。
社会に出ても渡邊はヒロフミ、つまり、存在の無い人間として扱われたと。これが「人生オワタ」型の犯罪に走らせたと。
彼は黒子のバスケ関連イベントやグッズの販売を妨害しただけで、殺人を犯したわけではなく、せいぜい威力業務妨害に対する刑罰を受けるだけだ。
本当に死にたくて不特定多数を殺した「人生オワタ」型犯罪とは異なる。
ようやく光を浴びた彼は、マスコミを通じて自己顕示をしているだけで、その自己顕示欲は相当なものだ。
妥当な判決が出たとして、出所は40歳過ぎになる。もう遅すぎると。出所後に精神医学治療を受けるのは社会資源の無駄遣いだ、だから自殺すると。
しかし、本当の目的は、日陰にいて無視されていた自分の世界観なり価値観なりを世に知らしめ脚光を浴びたいという一心だったのでは?
こいつは先ず自殺しないでしょう。したければ収監中にでもできるのであり、出所後に何かを期待しているとしか思えない。
前回の手記は流麗な文章で渡邊の知性の高さを讃える人が多かった。
しかし今回はどうだろう。人生オワタ犯の多くが高校受験で進学校に合格し、そこでおちこぼれてエリートコースから外れるという経歴を持っている。
渡邊の文章を見ると、高校受験で覚えた大人びた言葉を使い回ししている。「忖度」(そんたく)という漢字を4回も使い、他の言葉で置き換えることができない。
内容も、どこかの週刊誌で覚えたようなものが多い(週刊誌を貶めているのではございません)。
私はヒロフミでしかなかった、という件はその典型であり、そうだったか、可哀そうにねとしか言い様がない。
人生オワタ型の人間の心理を明らかにしてくれて勉強になったが、それだけだ。ま、しっかり更生して社会資源の創造に邁進して欲しいものだ。
今日は1人教える。
最近、雑誌『創』を読んでいる。そこに黒子のバスケ犯である渡邊博史の手記が載っていることは先日書いた通りである。
今回は逮捕されて二回目の手記だ。まあ、よく書く。
最初の手記を読んで色々な人がこの犯罪の理由を推察していたが、彼によれば、どれも当てはまらないそうだ。
まず、この犯罪は純粋に心理的なものであり、経済的に恵まれていなかったということとは全く関係ないと。
また、幼児期の虐待もなかったが、学校でも塾でもいじめられていたことは認めると。
同じクラスに渡邊という生徒が2人いることが多く、もう一人の渡邊君が渡邊と呼ばれ、自分は区別する意味でヒロフミとしか呼ばれなかったらしい。
社会に出ても渡邊はヒロフミ、つまり、存在の無い人間として扱われたと。これが「人生オワタ」型の犯罪に走らせたと。
彼は黒子のバスケ関連イベントやグッズの販売を妨害しただけで、殺人を犯したわけではなく、せいぜい威力業務妨害に対する刑罰を受けるだけだ。
本当に死にたくて不特定多数を殺した「人生オワタ」型犯罪とは異なる。
ようやく光を浴びた彼は、マスコミを通じて自己顕示をしているだけで、その自己顕示欲は相当なものだ。
妥当な判決が出たとして、出所は40歳過ぎになる。もう遅すぎると。出所後に精神医学治療を受けるのは社会資源の無駄遣いだ、だから自殺すると。
しかし、本当の目的は、日陰にいて無視されていた自分の世界観なり価値観なりを世に知らしめ脚光を浴びたいという一心だったのでは?
こいつは先ず自殺しないでしょう。したければ収監中にでもできるのであり、出所後に何かを期待しているとしか思えない。
前回の手記は流麗な文章で渡邊の知性の高さを讃える人が多かった。
しかし今回はどうだろう。人生オワタ犯の多くが高校受験で進学校に合格し、そこでおちこぼれてエリートコースから外れるという経歴を持っている。
渡邊の文章を見ると、高校受験で覚えた大人びた言葉を使い回ししている。「忖度」(そんたく)という漢字を4回も使い、他の言葉で置き換えることができない。
内容も、どこかの週刊誌で覚えたようなものが多い(週刊誌を貶めているのではございません)。
私はヒロフミでしかなかった、という件はその典型であり、そうだったか、可哀そうにねとしか言い様がない。
人生オワタ型の人間の心理を明らかにしてくれて勉強になったが、それだけだ。ま、しっかり更生して社会資源の創造に邁進して欲しいものだ。
今日は1人教える。
コメント
私もいじめられていました。
中学時代に修学旅行先の確か京都の旅館で、
私を一番頻繁にいじめていた男子同級生によって、
柔道の背負い投げか一本背負いをかけられ、
顔をすりむいたこともありますが、
もし首の骨を折っていたら、死んでいたでしょう。
このためか、明らかなPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみました。
私が犯罪で逮捕されるはめにならなかったのは、
単に「勉強で見返してやる」と思って、勉強に専念し、
実際に最大の加害者とは天と地の違いのある高校に進学したからです。
私が思うに、渡邊博史被告人も「いじめ」の加害者を見返せる何かがあったなら、
黒子のバスケ事件を起こすこともなかったかしれません。
残念です。でも、まだ遅くありません。
渡邊博史被告人に刑務所で精神医療を受けさせるとともに、
出所してから再犯することなく生きていける何かを見つけることを手助けすることは、
不可能ではないと思います。
そしてその何かの1つは、彼が手記を書いていることにあると思います。
つまり、刑務所で見たこと聞いたこと体験したこと感じたことを
書きたいだけ書けばいいのです。故・永山則夫さんに並ぶ獄中作家になることも
夢ではありません。永山さんは、あの一連の犯罪を行う前は、
中学にもろくに行ってないのです。だとしたら、渡邊博史被告人が獄中作家になることは、
永山さんより簡単かもしれないとすら思います。
そうですね、「いじめ→犯罪」と直線的に結び付けることは難しいのではないでしょうか。
また渡邊被告は、私の記憶では、立派な進学校に合格し、いじめた者に十分な仕返しをしたはずなのです。
高校に入ってから成績がおもわしくなく大学受験に失敗し、同じ高校から上智大学へ進んだ黒子のバスケ作者に大きな差をつけられたという点は重要でしょう。
ポイントはここなのです。進学校に入ったのに大学受験に失敗した。
世間では、有名大学に入りたければ良い高校に進めといいますが、この15歳における分岐点で勝っても、高校でおちこぼれるというケースが大変多いですね。
高校で変なプライドを持っても、難関大学へ進み、有名企業やキャリア官僚や医師や弁護士になれなければ勝ち組にはなれないという日本における天国への階段の「第二段」における躓き。それがこの犯罪の動機そのものではないでしょうか。
また、永山被告は死刑囚であり、渡邊被告は、せいぜいが3~4年の刑期ということになりそうです。
渡邊被告は十分な教育を受けていましたし、大学で更に高度な教育を受けることも可能でした。
渡邊被告は、これから何を書くのか。もう犯罪の動機については語り尽くしていると思います。
おっしゃる通り、獄中の生活くらいしか書くテーマはありませんが、世間は、もう黒子のバスケ事件について忘れつつあるのではないでしょうか。
読者を得るには、よほど面白い獄中記でなければなりません。また、渡邊被告の文章力も構成力も、帯に短し襷(たすき)に長しで、永山被告のように小説まで書ける人間とは思いません。
刑期満了後、何らかの社会復帰を果たしてもらいたいと願うのはloving-c.さんと同じです。
刑務官たちについて克明に書くように促します。
また、渡邊被告のいい面を見つけてほめます。
その結果として、渡邊被告が何とか仮釈放されるようにもって行くのです。
そしたら、保護観察に付されますから、
保護司さんについて書くことも可能です。
なるほど。確かに褒めることも大事だと思います。
その結果、仮釈放されれば、これに越したことはありません。
何を書くにしても、読者を得ることが大切です。そこを彼が
分かっているかどうか。
黒子のバスケ犯だから注目が集まるという状態は長く続かな
いことを自覚して欲しいと思います。