アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス氏逝く 訂正
2014年6月19日 日常 コメント (6)曇り時々雨。北海道に住む理由は2つ。梅雨がないこと。台風が来ないこと。
しかし、近年、梅雨も台風もあり。沖縄より暑いこともあるし、となると、フクシマの影響もかなりある、雪が降る、と北海道の弱点のみが際立つ。
「美○しんぼ」というのは、一度、単行本の一冊を読んだきりで、グルメでもないため、ほとんど興味がない。
それにしても「鼻血」の件で作者がボコボコにされたのには驚きました。植物や昆虫に染色体異常が認められるのだから、人間に影響が出るのは当然。
問題は、鼻血と放射能の影響の間の関連性について一顧だにされていないことだ。
被曝者が鼻血を出したというのはたまたまの一致かも知れないという疑問に答えていなかったこと。
こういうことが起きるのは、被曝者に対する追跡調査がほとんど行われていないからだ。少なくとも地元の福島県立医大に期待できないというのは残念だ。
風評被害という言葉を繰り返す無能の輩は多い。例えば、フクシマの農産品、漁業品のベクレル数を全て表示すればよいだけの話である。
風評か実害かを明らかにすべし。ある新潟の業者はやっている。「通販生活」も測定器を貸し出している。
フクシマで死んだ人は一人もいないと述べた自民党の議員(閣僚経験者)がいる。自民党政調会長の高市早苗だ。
この人は、後に「福島原発事故の放射線によって死亡した人は出ていない」と言い換えたが、もともとの発言は「原発事故による死亡者は出ていない」だ。
もちろん、死んだ人はいる。
急な退避を押し付けられた老人や病人は何人も命を失っている。自殺者も数え切れない。フクシマは殺人的事件なのだ。
放射線被害についても、あの時、放水をした自衛隊員や消防隊員はご存命だろうか。現場に留まった東電職員はどうなのか。作業員はどうだろう。さっぱり情報がない。
こうした政府要人の発言が問題にされず、漫画の描写が吊るし上げを食らう。連載打ち切りとのことだ。
まったくやり放題の安倍政権だが、議員一人ひとりの資質は劣化し、手の施しようがない。再教育の場を与えねば自分で自分の首をしめることになる。
そう、軍人さんに任せたほうがよい、という声がでてきてもおかしくない。死ぬ覚悟、血を流す覚悟で奉職している防衛省職員や自衛隊員は皆無だろうが。
フクシマ問題は一つの峠を越した。越してはいないのだが、そう見える時期に入った。人間の記憶力などたかが知れたものだからだ。
フクシマの真の問題は10年後、20年後あたりに再びクローズアップされるだろう。
チェルノブイリがそうであるように、隠しようの無い放射線障害の多発が起きなければ、この事件の罪深さに振り向く人は少ないのだ。
だが、その日は来る。避けたくても避けられない。
そうだ、「アルジャーノンに花束を」の原作者ダニエル・キイスさんが亡くなった。
精神痴態のチャーリーが人工知能を授けられた時、一番に沸き起こった感情は、それまで彼を蔑んでいた人々に対する怒りだった。
その一点で、この作品は興味深いものとなっている。私はユースケ・サンタマリア主演のドラマで初めて触れた。
その後、原作を読んだ。ハリウッドで映画化された作品とは大きく異なる。
人工知能を失うと、恋人までが遠ざかる。悲しい映画だった。
今日は2人。
しかし、近年、梅雨も台風もあり。沖縄より暑いこともあるし、となると、フクシマの影響もかなりある、雪が降る、と北海道の弱点のみが際立つ。
「美○しんぼ」というのは、一度、単行本の一冊を読んだきりで、グルメでもないため、ほとんど興味がない。
それにしても「鼻血」の件で作者がボコボコにされたのには驚きました。植物や昆虫に染色体異常が認められるのだから、人間に影響が出るのは当然。
問題は、鼻血と放射能の影響の間の関連性について一顧だにされていないことだ。
被曝者が鼻血を出したというのはたまたまの一致かも知れないという疑問に答えていなかったこと。
こういうことが起きるのは、被曝者に対する追跡調査がほとんど行われていないからだ。少なくとも地元の福島県立医大に期待できないというのは残念だ。
風評被害という言葉を繰り返す無能の輩は多い。例えば、フクシマの農産品、漁業品のベクレル数を全て表示すればよいだけの話である。
風評か実害かを明らかにすべし。ある新潟の業者はやっている。「通販生活」も測定器を貸し出している。
フクシマで死んだ人は一人もいないと述べた自民党の議員(閣僚経験者)がいる。自民党政調会長の高市早苗だ。
この人は、後に「福島原発事故の放射線によって死亡した人は出ていない」と言い換えたが、もともとの発言は「原発事故による死亡者は出ていない」だ。
もちろん、死んだ人はいる。
急な退避を押し付けられた老人や病人は何人も命を失っている。自殺者も数え切れない。フクシマは殺人的事件なのだ。
放射線被害についても、あの時、放水をした自衛隊員や消防隊員はご存命だろうか。現場に留まった東電職員はどうなのか。作業員はどうだろう。さっぱり情報がない。
こうした政府要人の発言が問題にされず、漫画の描写が吊るし上げを食らう。連載打ち切りとのことだ。
まったくやり放題の安倍政権だが、議員一人ひとりの資質は劣化し、手の施しようがない。再教育の場を与えねば自分で自分の首をしめることになる。
そう、軍人さんに任せたほうがよい、という声がでてきてもおかしくない。死ぬ覚悟、血を流す覚悟で奉職している防衛省職員や自衛隊員は皆無だろうが。
フクシマ問題は一つの峠を越した。越してはいないのだが、そう見える時期に入った。人間の記憶力などたかが知れたものだからだ。
フクシマの真の問題は10年後、20年後あたりに再びクローズアップされるだろう。
チェルノブイリがそうであるように、隠しようの無い放射線障害の多発が起きなければ、この事件の罪深さに振り向く人は少ないのだ。
だが、その日は来る。避けたくても避けられない。
そうだ、「アルジャーノンに花束を」の原作者ダニエル・キイスさんが亡くなった。
精神痴態のチャーリーが人工知能を授けられた時、一番に沸き起こった感情は、それまで彼を蔑んでいた人々に対する怒りだった。
その一点で、この作品は興味深いものとなっている。私はユースケ・サンタマリア主演のドラマで初めて触れた。
その後、原作を読んだ。ハリウッドで映画化された作品とは大きく異なる。
人工知能を失うと、恋人までが遠ざかる。悲しい映画だった。
今日は2人。
コメント
今では積読になっています。
暇ができたら読み直したいです。
可愛いピンクの表紙のやつ。
なつかしい。
2000か2001年頃に書店にあった、帯に宇多田ヒカルが言葉を寄せていた文庫版を持っています。
当時は一日で読んでしまいましたが、読み終わった時にかなり疲れました。いやな疲れではなく、あーなんかアタマとココロどっちもすごい使ったなーって感じです。
私は2回読んだ記憶があります。
チャーリーの日記というスタイルをとっており、読みやすかったですね。
私もハードカバーを買いました。
表紙はピンクでしたか?実に懐かしいです。
宇多田ヒカルが帯のメッセージを書いていたんですね。
はい、長い間醸成されて発表となった作品らくし、読み応えがありましたね。
アルジャーノンもチャーリーも悲しい運命を辿る、考えさせられる作品でした。