曇天。それでも気温は結構ある。

今日はお休みで、朝からグリーンを散歩させ、ブラッシングをし、昼頃、もう一度、散歩させた。

雑誌を読み、新聞に目を通す。

若い人の意見も知りたいと思い「シノドス」や「表現者」の購読手続きもする。PCで読む。場所がふさがらなくてネット出版は歓迎。

さあ、いよいよ国連環境開発会議NGO村では、先住各民族のパフォーマンスを上演することになった。

これでNGO村も解散だ。長くて短い1ヶ月だった。

私は、インディオの会議に疲れてしまい(意味がほぼ不明なのだから)、昼間はビーチで居眠りというのが多かった。今でもこのことを後悔している。

食事も毎回同じものでは飽き足らず、レストランやホテルで食べることが多くなった。

だから、このフェスティバルは、インディオ達との久々の再会でもあった。

ブラジル人が演出し、照明の使い方などはオーサムだった。

大体は、彼らの伝統的な住居を再現した村で見た踊りと同じだったが、夜の舞台はドラマティックでエキサイティング。

私は必死にビデオカメラを回し、その全てを記録しようとしたが、彼らの動きは予想できず、しかも非常に烈しかった。

腰蓑ひとつ。全身に民族独自のペイントを施した裸体。全て美しく、スリリングで、一つ一つの踊りの中に、紙には書けない物語やメッセージがあった。

野蛮人よ、さらば。もう貴方たちの文化は立ち行かない。一枚一枚皮を剥がしてブラジル人になるしか途は残されていない。

貴方たちの立ち居振る舞いは記録され、民俗博物館に保存される。

暇な研究者がデータ化された貴方たちを探す時間にだけ貴方たちは蘇り、それが終わると、また博物館の記録箱で眠るのだ。

もう彼らはいない。みんなシクリンと同じように滅びているはずである。

アマゾンの森と共に貴女方が生きたドリーム・タイムは、人々が搾取される現代文明に置き換わり、何のオールタナティブも見つけられないまま破滅へ向かう。

もうすぐ世界人口は100億になり、人類は火星へ逃げるしかないだろう。そんなことはできるはずもないのだが。

今日は、休みというより、普段遣り残していることを片付けるバスマンズホリデー。








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