晴れ。久しぶりに夏らしい日。

さて、この事件について散々書いたが、消えてしまった。

掻い摘んで言えば、加害者の精神鑑定が必要だろうし、また、社会的環境からの影響もあるだろうから、そう簡単に結論は出せない。

ただ一つ確実に言えるのは、死刑目的の殺人ではなかったということだ。早く死にたいから殺人を犯したのではない。

精神的理由というのなら、そういう事例には事欠かない。社会環境であれば、それもまたよくあることで、殊更、この事件を騒ぐこともない。

しかし、それらの複合であれば、殺害理由の解明は難しい。

2ちゃんねるにスレをたてて、実況中継をしていたし、更に、血だらけの布を握った自分の左手と思われる複数の画像も投稿していた。もう1枚は何の写真なのか分からない。

小学時代、給食に漂白剤を混ぜている。中学時代は小動物の解体を行っている。高校時代は父親を金属バットで殴る。

父は弁護士・PTA会長、母は教育委員、祖父は新聞会社経営。それでこれらの事件を揉み消す。

母が亡くなり、父は早々に再婚。高校からは1人暮らしで、登校したのはわずか3日。

実にメンタルで、かつ、実に社会的な性質を帯びた事件だ。好奇心という理由もある。

もちろん、私が原因解明を行えるわけもない。

外国の特派員が、隣の人間を信じられなくなったら、日本は今と違う社会になってしまうと述べていたが、もう違う社会になってしまったと言うべきだろう。

それにしても、私は幼少のころから解剖に興味があった。近くの川で魚を釣り、ナイフで腹を裂いた。

浮き袋や心臓を輝く目で見つめていた。

私はラッキーで、人間の体の中を覗きたいとは思わなかっただけの話かも知れない。

あと3年待って、医学部に入れば、嫌でも解剖しなければならなかったはずだ。
もし、好奇心というのが動機のひとつであれば。

そういえば、佐川一政氏のことを思い出した。

彼はフランス留学中、オランダ人留学生(女性)を背後からカービンで撃って殺害した。屍姦の後、解体し写真に撮り、いくつかの部分の肉を食べたという。

フランス当局が、腹膜炎を脳炎と間違って精神鑑定の結果、無罪にしたらしい。

佐川事件はまさに猟奇的だが、精神状態はまともだったと思う。似たような事件はいくつかある。

江東マンション神隠し殺人事件だ。性奴隷にするため隣の部屋の女性を殺害。

被害者女性の遺体は細かく切断され、トイレに流されたり、ゴミ捨て場に捨てられるなどして、遺体の全てが処理された。

その後、加害者の部屋の下水管から犠牲者の遺体の一部が発見され、また、浴槽からも犠牲者の血痕がみつかった。無期懲役である。

裁判では、遺体の一部の写真を多数見せられ、裁判員が精神的ショックを受けたとのことである。

この2つの例は、いずれも男性によって犯され、特殊な性的嗜好が絡んでいる点で、女子校生殺害事件とは異なる。

しかし、人間は、死体となれば、それほどの恐怖も感じず解体できるということを示している。

佐世保女子校生殺害事件で問題なのは、何故、クラスメイトを殺してしまったかという点に絞られると思う。

犠牲者に哀悼の意を捧げたい。








コメント

風神RED
2014年7月29日19:28

人間は普通、汚点を消したがりますが、彼女の場合は逆だったのではないでしょうか。

9月に海外留学に行く前に、もっとも大切だったものを消す。

これで日本での自分の跡は消えると。

lister
2014年7月29日20:20

☆風神REDさん

その後、恐らく、この事件について多くが報道されたようです。

留学は確定でしたか。自分の跡を消すというのも考えられますね。

被害者であるクラスメイトと加害者の間にトラブルがあったとも報道されています。そういうものを消したいというのは十分考えられることです。

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