冷戦思考を止め、21世紀の新しい核削減へ踏み出すという高い理想を掲げるオバマ大統領の熱弁には圧倒される。

問題は、それがアメリカ全体を代表しているのか、オバマ大統領の個人的資質によるものなのかという点であるのだが。

ここで気付くことは、プラハ演説とベルリン演説でオバマ大統領の核軍縮に関する基調に変化はないということである。

ベルリン演説を「後退」と考えていたのは誤りであった。

日本を始めとする共同提案国による核軍縮宣言が2007年以前はどのようなものであったのかという不毛な吟味は止めることとしよう。

どのような表現にせよ、核廃絶を求めるという宣言にアメリカが加わり、反対は北朝鮮だけという状態にもってきたのは評価すべきことだと思うのだ。

では、オバマ大統領の核兵器削減に対する強いコミットメントが表明されて以来、日本政府は核兵器廃絶のためにどのような方策をとってきたのか。




つづく

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