午前中は雨で涼しかったが、午後より晴れ。気温と湿度が一気に上がる。

覚醒剤取締法違反で岡崎(現・中島)聡子さんに6度目の実刑判決が下された。3年6月の懲役。

判決文には、前回から1年半で再犯したのは依存性が強く、反省の姿勢もないと書かれていたそうだが、私は読んでいないので真偽のほどは。

どうなんだろ、現在53歳の彼女が言う通り、もう人生の半分以上を牢獄で過ごすことになるのではないか。

覚醒剤を所持・使用している暴力団員と一緒に暮らしていたというから「やらない」のが不思議という環境だ。

出所したら56~57歳。懲役刑の間は、日本から覚醒剤「患者」が1人減るというだけ。

さすがの私も、彼女が、今度出所してからASKAさんが入っている治療施設などで更生をはかるというのは無理じゃないかと思えてくる。

元オリンピック選手で芸能人、有名人という囲みで見ると、岡崎さんの再犯率は高く見えるが、そうではない普通の覚醒剤依存者の中ではとりわけ高いというわけではないかもしれない。

もし、刑罰によって覚醒剤依存症が治ると司法が考えているとすれば、岡崎さんは、覚せい剤取締法による抑止効果を存分に否定している。

過言かも知れないが、岡崎さんが覚醒剤を止められるのは、三食が出て、適度の労働をし、暴力団関係者から覚醒剤を得ることもできない刑務所の中だけなのではないか。

そして、それが日本にできる最善だとすれば、この国の文明度の低さを表しているとしか言えない。

「刑務所を見れば、その国の文明の程度が分かる」(ドストエフスキー)

私は、これほどの依存者には、より依存性が低い代替薬物を国費で与えることも検討するべきだと思う。

そして生存権を保障された毎日を実社会で送れるよう支援すべきだとも思う。

彼女には子供がいるし、もう立派に成人しているだろうが、度重なる母の逮捕に何を思うか。

これから1人。




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