政府は知っていた 湯川さん後藤さん誘拐
2015年1月28日 日常 コメント (4)家事と仕事で1日が潰れる。読書もできていないし、新聞すら積読になっている。
さて、安倍首相が知っていたかどうかは分からないが、政府は昨年の段階で湯川さんと後藤さんがイスラム国に誘拐されていることを承知していたと発表した。
だとすれば、ますます安倍首相がイスラム国を刺激するスピーチをした責任は大きい。
いらっとしたのは、外務省職員が、人質釈放努力を「いい迷惑だ」と発言したことだ。
大体、外務省というのはこういう輩が多い。外務省自らの怠慢こそ、日本国民にとって「いい迷惑」なのに。
大使館職員にとって名誉ある仕事とは、現地を訪れる政府高官や有名人のエスコートだと友人が話していた。
私も、確かに後藤さんがイスラム国(ISISと呼んでも全く問題ないのだが)のラッカへ入ったのは判断ミスだと思う。
しかし、どのような理由があれ、イスラム国に誘拐された邦人の救出に全力を尽くすのが日本政府、なかんずく外務省の使命のはずだ。
日本はまだ国民国家ではないという人がいるが、この度の政府や外務省の対応をみていると、なるほどそうかも知れないと思ってしまう。
今日は2人。
さて、安倍首相が知っていたかどうかは分からないが、政府は昨年の段階で湯川さんと後藤さんがイスラム国に誘拐されていることを承知していたと発表した。
だとすれば、ますます安倍首相がイスラム国を刺激するスピーチをした責任は大きい。
いらっとしたのは、外務省職員が、人質釈放努力を「いい迷惑だ」と発言したことだ。
大体、外務省というのはこういう輩が多い。外務省自らの怠慢こそ、日本国民にとって「いい迷惑」なのに。
大使館職員にとって名誉ある仕事とは、現地を訪れる政府高官や有名人のエスコートだと友人が話していた。
私も、確かに後藤さんがイスラム国(ISISと呼んでも全く問題ないのだが)のラッカへ入ったのは判断ミスだと思う。
しかし、どのような理由があれ、イスラム国に誘拐された邦人の救出に全力を尽くすのが日本政府、なかんずく外務省の使命のはずだ。
日本はまだ国民国家ではないという人がいるが、この度の政府や外務省の対応をみていると、なるほどそうかも知れないと思ってしまう。
今日は2人。
コメント
日本はまだ国民国家とはないと思います。
なぜなら、国民国家の最大の役割は、
国民の生命と財産の保護なのに、
政府と外務省は後藤さんの生命を尊重しているように思われないからです。
「拉致された邦人の救出のために、日本国政府は可能な範囲内であらゆる手立てを講ずる」というのは、日本が国民国家であることから必然的に導出される当為、亡くなられた湯川氏の政治的スタンスとは一切無関係の当為であります。
巷間の(はっきり言えば2ちゃんレベルの)「自己責任」論に、政府が乗っかっている、というのが、此度の件の構図です。
日本国民の、国民国家の一員としての精神的態度が未成熟である、という点が問題の基底なのでしょう。大変遺憾なことながら。
まったくです。日本人というのは高々70年くらい前までは臣民だったのであって、その頃と官僚や政治家の意識は変わっていないのですね。特に官僚は純粋培養され、戦前と戦後が完全に繋がっているのです。中でも外務省は最悪です。連絡省庁に過ぎないのに。
自己責任然り。昨日、テレビを観ていたら、コメンテイターが、今は政府を批判すべき時ではない、もっと建設的議論をして、人質の救出に国家一丸となって取り組むべき時だ、と高らかに語っていました。
今後、日本に対するテロリストの攻撃は確実に強まるという時に、何故、今回の事件が起きたのかという原因について議論しないというのは全くのナンセンスです。二度と同じ過ちを犯さないという覚悟の下で、同時に人質解放を追及するという両輪があって当然なのです。「建設的議論」というのは「自己責任論」よりタチが悪いです。
ご指摘の通り、国民国家の一員としての意識レベルが日本人は低いと思いますね。例えば、年金が出ないという一点だけで自民党政権に対する反乱が起きても不思議はないはずです。これがギリシャなら革命政府ができますよ(笑)