長崎の松明行進

2015年8月9日 日常
広島の灯篭流し、長崎の松明行進、そこには理論を超えたものがあった。

もうすっかり昔の記憶になってしまった。

十勝では陽射しから怒りが消えて、季節は秋に歩を進めた。

これが北海道の8月であり、私は広島や長崎の暑さ猛り狂う8月を知らなかった。

本を読めば何かを知ることはできるだろう。しかし、それだけで全てを知ったと勘違いすべきではない。

あの頃、広島と長崎を訪れた仲間の多くが広島、長崎の出身だった。

8月の頭に、あんな所で被爆なんかしたくない、というのが私の率直な思いで、彼らの気持ちとは大きくかけ離れていたであろう。

それでもいいから、あんなことは二度と起きてはならないという気持ちを一つにすることが大切なのではないか。

木々の葉が濃緑を通り越して黒ずんできた。やがて赤くなったり黄色くなって散り始める。

人の一生も木の葉と同じく自然の摂理に従って始まり終わるものでなければならない。








コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索