善悪の彼岸

2015年8月30日 日常
この終末は怠惰の限りを尽くした。

特に食事は酷く、3食カップ麺であった。食器を洗うのが面倒だし、ちょっとした料理の時間すら惜しかった。

ニーチェの著作を読んだのは二作目で、前回は『ツァラトゥストラはかく語りき』だった。聖書のパロディーとして読んだが面白かった。

ツァラトゥストラが金の星という意味でありゾロアスター教の開祖の名であることを初めて知ったし、キリストに欠けているのは笑いだというのも実に的確。

この世でカトリックのジョークほど笑えないものはない。そういう本をいただくこともあるのですが・・・

さて、この『善悪の彼岸』はまだ読み始め。

万人にとっての真理は無い、真理は正しいわけではない、善を求めるから真理にたどり着くわけではない・・・等々、刺激に富む力作。

これからの展開が楽しみ。道徳後の新しい哲学者とは・・・

ニーチェの全体像、当時の哲学諸潮流を把握していないので、読み方は滅茶苦茶だと思うが、とにかく読んでいて面白い。

これから秋に入り、読書に丁度良い環境が整う。いつも思うことだが、私は乱読から焦点を絞り込んだシステマティックな読書に励まねばならない。

でなければ、一生が何年あろうと手元の本を読みきることはできない。


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