1111 下ネタ書きます 加筆
2015年11月11日 日常ベースの日。弦が4本1111のように並んでいるからとのこと。6弦とか10弦のもありますが。
ここ何週間か、風俗とかAVだとか、そういったジャンルの本を随分と読んでいる。
同時並行で読んでいるのが戦後レジームとか、安倍晋三と岸信介、戦後民主主義などに関する本。
これら二つのジャンルは非常に似ている。非常に脆いという点で。
最近、AV業界は儲からないらしい。AVが売れない。いや、売れてもすぐにコピーされたり動画サイトでアップされるのでわざわざ買う人が減っている。
またかとフェミニストに叱られそうだが、AV出演者の半分は男なので勘弁していただきたい。
それでどうなっているかと言えば、売れない作品は作らない。売れそうなアイドル級の女優を青田買いして何年かの専属契約を結ぶ。
AV出演の単価は下がり続けているが、そういう「Aランク」の女優(これも差別語らしく「俳優」と書かねばならないらしい)なら何十本かの作品に出演するという契約で何千万~1億という単位の出演料が出る。
ところがAVプロダクションはブラック化しており、イメージビデオだと騙してAVに出演させようとする。
当然、女優は断るが、するとAVプロダクションは、何千万という契約金を支払っているのだから、その分の損害賠償を求めます、法廷にも出ますと脅す。
いや、最近は脅すのではなく、本当に訴訟を起こす。先日も2400万円の訴訟が起こされた女優がいたが勝訴した。
AVは公序良俗に反するというのが裁判所の見方らしく、そういう作品に出演させるのはけしからん、断って当然だという方向に判決は動く。
無論、恐喝や詐欺で女優をAVに出演させるということはあってはならない。
私は全然知らなかったが、AVのモザイクは公然猥褻罪対策ではなくて、作品の中で性の交わりはありません、本当のエッチはしていませんということをアピールするためにあるらしい。
つまりAVは、本当にエッチしているかも知れないが、そうではない可能性もある(あるわけないだろ)というグレーゾーンに分類されるらしい。
もしTPPで諸外国のモロ出しAVが輸入自由になったら(もうダウンロードの世界では当たり前である)、その諸外国で作られた日本人のAV作品が巷に溢れることになる(もう溢れている)。
何のために「修正」なんてことをしているのか私は理解し兼ねる。見る人によっては不快感を抱く場合がある、子供には有害など理由はあるのだろう。
そういう人の目には触れず、ある程度の努力をしなければ作品を目にすることができないようなシステムを作ればそれで済むだろう。
話がずれてきたが、私は何とかこの話を週刊文春の編集長休職事件に結び付けたいのだ。
春画を週刊文春がモロに掲載したと、それで経営陣が立腹し、編集長を休職3ヶ月の処分に。
実際は、その編集長が文春のイメチェンをするような企画ばかり立てるので休職に持ち込みたかったというのが真相らしい。
しかし、仮にもエクスキューズとしてでも春画が矢面に立たされたとしたら私は同意しかねる。
経営陣の言い分は「週刊文春」というのは書店で買って家まで持ち込めるクオリティーの高い週刊誌なんだ、と。
性器をクローズアップした春画を載せてはそのステイタスある週刊誌の性質が違ってくるだろうと。
文春は時代の流れに逆らいヘアヌードを一切掲載してこなかった。それでも文芸春秋はおろかポストや現代よりも売り上げは多い。
仮にどれほどエゲツのないことが文章で書かれていても、家まで持って帰ることができる、それが文春なのだと。
つまり、子供や妻、いや、文春の読者には女性が多いので、夫にも、堂々と私はこういうものを読んでいるのですよと誇ることができないのは文春ではないと。
この春画をめぐっては新しい動きがあり、イギリスで展覧会が開かれたとか、日本でも細川護煕元首相の肝いりでモザイクなしの春画展が開かれた。
訪れるのはほとんどが女性やカップルだったという。子供は入場禁止だったのだが、大人の入場者には、春画=「猥褻物」という感覚はないらしい。
しかし、警察は春画を掲載した4誌に対し「指導」を行なった。よほど既得権益を守りたいらしく、以下のような説明をしている。
警察としても春画を猥褻物だとは考えていない。だがしかしである、徒に性欲を刺激するようなグラビアなどと一緒に掲載すれば催淫効果を生ずると。
春画を掲載するときは春画だけを掲載しないといけない、いやらしいグラビアと一緒にすれば春画で興奮される方も出てくるだろうと。
いかなるシチュエーションであれ、江戸時代の絵画で発情するものだろうか。春画が催淫するか?
下山事件(1949年)の下山国鉄総裁が、銀行の貸金庫に春画を保管していて、事件の日、出勤途中に銀行に立ち寄り、それを眺めていたというようなケースはある。
昔はそういう嗜みを持った紳士がいたのだろう。江戸時代なら、まさにエロ本としての機能を春画は有していたのかも知れない。
だが、ヘアヌードと裏ビデオが氾濫する現代に春画は果たしてその責務を果たせるだろうか。編集長を休職処分にするまでのクレームがあったのだろうか。
性の営みを世界の片隅に、グレーゾーンに追いやる裁判所や警察がいつまで国民生活に介入するのであろうか。
こういう冗談のような世界に生きる人々にエールを送りたい。面白いなぁ~、でもいつまでも続くわけではないよと。安倍政権のようにね、と。
今日はお休み。明日は1人、試験の直前指導だ。
ここ何週間か、風俗とかAVだとか、そういったジャンルの本を随分と読んでいる。
同時並行で読んでいるのが戦後レジームとか、安倍晋三と岸信介、戦後民主主義などに関する本。
これら二つのジャンルは非常に似ている。非常に脆いという点で。
最近、AV業界は儲からないらしい。AVが売れない。いや、売れてもすぐにコピーされたり動画サイトでアップされるのでわざわざ買う人が減っている。
またかとフェミニストに叱られそうだが、AV出演者の半分は男なので勘弁していただきたい。
それでどうなっているかと言えば、売れない作品は作らない。売れそうなアイドル級の女優を青田買いして何年かの専属契約を結ぶ。
AV出演の単価は下がり続けているが、そういう「Aランク」の女優(これも差別語らしく「俳優」と書かねばならないらしい)なら何十本かの作品に出演するという契約で何千万~1億という単位の出演料が出る。
ところがAVプロダクションはブラック化しており、イメージビデオだと騙してAVに出演させようとする。
当然、女優は断るが、するとAVプロダクションは、何千万という契約金を支払っているのだから、その分の損害賠償を求めます、法廷にも出ますと脅す。
いや、最近は脅すのではなく、本当に訴訟を起こす。先日も2400万円の訴訟が起こされた女優がいたが勝訴した。
AVは公序良俗に反するというのが裁判所の見方らしく、そういう作品に出演させるのはけしからん、断って当然だという方向に判決は動く。
無論、恐喝や詐欺で女優をAVに出演させるということはあってはならない。
私は全然知らなかったが、AVのモザイクは公然猥褻罪対策ではなくて、作品の中で性の交わりはありません、本当のエッチはしていませんということをアピールするためにあるらしい。
つまりAVは、本当にエッチしているかも知れないが、そうではない可能性もある(あるわけないだろ)というグレーゾーンに分類されるらしい。
もしTPPで諸外国のモロ出しAVが輸入自由になったら(もうダウンロードの世界では当たり前である)、その諸外国で作られた日本人のAV作品が巷に溢れることになる(もう溢れている)。
何のために「修正」なんてことをしているのか私は理解し兼ねる。見る人によっては不快感を抱く場合がある、子供には有害など理由はあるのだろう。
そういう人の目には触れず、ある程度の努力をしなければ作品を目にすることができないようなシステムを作ればそれで済むだろう。
話がずれてきたが、私は何とかこの話を週刊文春の編集長休職事件に結び付けたいのだ。
春画を週刊文春がモロに掲載したと、それで経営陣が立腹し、編集長を休職3ヶ月の処分に。
実際は、その編集長が文春のイメチェンをするような企画ばかり立てるので休職に持ち込みたかったというのが真相らしい。
しかし、仮にもエクスキューズとしてでも春画が矢面に立たされたとしたら私は同意しかねる。
経営陣の言い分は「週刊文春」というのは書店で買って家まで持ち込めるクオリティーの高い週刊誌なんだ、と。
性器をクローズアップした春画を載せてはそのステイタスある週刊誌の性質が違ってくるだろうと。
文春は時代の流れに逆らいヘアヌードを一切掲載してこなかった。それでも文芸春秋はおろかポストや現代よりも売り上げは多い。
仮にどれほどエゲツのないことが文章で書かれていても、家まで持って帰ることができる、それが文春なのだと。
つまり、子供や妻、いや、文春の読者には女性が多いので、夫にも、堂々と私はこういうものを読んでいるのですよと誇ることができないのは文春ではないと。
この春画をめぐっては新しい動きがあり、イギリスで展覧会が開かれたとか、日本でも細川護煕元首相の肝いりでモザイクなしの春画展が開かれた。
訪れるのはほとんどが女性やカップルだったという。子供は入場禁止だったのだが、大人の入場者には、春画=「猥褻物」という感覚はないらしい。
しかし、警察は春画を掲載した4誌に対し「指導」を行なった。よほど既得権益を守りたいらしく、以下のような説明をしている。
警察としても春画を猥褻物だとは考えていない。だがしかしである、徒に性欲を刺激するようなグラビアなどと一緒に掲載すれば催淫効果を生ずると。
春画を掲載するときは春画だけを掲載しないといけない、いやらしいグラビアと一緒にすれば春画で興奮される方も出てくるだろうと。
いかなるシチュエーションであれ、江戸時代の絵画で発情するものだろうか。春画が催淫するか?
下山事件(1949年)の下山国鉄総裁が、銀行の貸金庫に春画を保管していて、事件の日、出勤途中に銀行に立ち寄り、それを眺めていたというようなケースはある。
昔はそういう嗜みを持った紳士がいたのだろう。江戸時代なら、まさにエロ本としての機能を春画は有していたのかも知れない。
だが、ヘアヌードと裏ビデオが氾濫する現代に春画は果たしてその責務を果たせるだろうか。編集長を休職処分にするまでのクレームがあったのだろうか。
性の営みを世界の片隅に、グレーゾーンに追いやる裁判所や警察がいつまで国民生活に介入するのであろうか。
こういう冗談のような世界に生きる人々にエールを送りたい。面白いなぁ~、でもいつまでも続くわけではないよと。安倍政権のようにね、と。
今日はお休み。明日は1人、試験の直前指導だ。
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