ジャーナリストのパスポートを取り上げる
2015年11月19日 日常 コメント (6)明日詳しく書くが、シリアへ渡航しようと思っていたある日本人ジャーナリストは外務省の職員によりパスポートを取り上げられ、返還されたパスポートはシリアを渡航先として認めないものだった。
シリア等ISの拠点へ(恐らくは何の関わりもない民家や住民を巻き添えにして)有志連合が爆撃を続ける。そこにはパリのテロ事件と変わらない光景が繰り広げられているだろう。
フランス人やアメリカ人が殺傷されるのと中東の人間が殺傷されることには大きな不公平があり、日本で大きくクローズアップされるのはフランスの犠牲者ばかりだ。
勿論、私はISのテロに反対だが、有志連合のシリア爆撃にも反対だ。
報道の公正を保つためには、パリとシリア両方の取材を報道すべきだ。
ジャーナリストから渡航の自由を奪うとは何事だろうか。これでも自由社会と言えるだろうか。
ただ、この渡航制限は「合法」なのである。拠っている法律が違憲でなければ。
この事件をめぐっては法廷闘争が起きている。
続きは明日。
シリア等ISの拠点へ(恐らくは何の関わりもない民家や住民を巻き添えにして)有志連合が爆撃を続ける。そこにはパリのテロ事件と変わらない光景が繰り広げられているだろう。
フランス人やアメリカ人が殺傷されるのと中東の人間が殺傷されることには大きな不公平があり、日本で大きくクローズアップされるのはフランスの犠牲者ばかりだ。
勿論、私はISのテロに反対だが、有志連合のシリア爆撃にも反対だ。
報道の公正を保つためには、パリとシリア両方の取材を報道すべきだ。
ジャーナリストから渡航の自由を奪うとは何事だろうか。これでも自由社会と言えるだろうか。
ただ、この渡航制限は「合法」なのである。拠っている法律が違憲でなければ。
この事件をめぐっては法廷闘争が起きている。
続きは明日。
コメント
このパスポート取り上げは、報道の自由や知る権利の侵害だと思います。
したがって、もはや日本は自由社会とは言えないとすら思います。
また、救出には、自衛官も、国のスタッフも危険にさらされるのです。
自腹で、自分の警護に、何千万円も、積んででも、行きたいでしょうか…
万が一の時は、自衛隊が、助けてくれると、たかをくくってる訳でしょう?
迷惑な事はやめましょう。自衛隊員も、誰かの息子や、娘さんなのです…
旅券法に「渡航者の生命・身体・財産の保護」のため渡航を中止させる条項があるとは初めて知りました。
しかし、今回の渡航制限措置は、旅券法の趣旨とは異なり、政府による情報統制の一環として行使されたとしか思えません。
今日のDNで書きますが、日本=自由主義国と考えること自体が間違っているのでしょうね。
自由主義社会というのはコストがかかるものです。報道により日本国民が利益を得る場合、税金を支払っても止むを得ません。
しかし、そもそも、シリアやイラクでの取材=誘拐=自衛隊による救出という関連付けに賛成しかねます。
一つは、このベテランジャーナリストの場合、入念な調査により取材活動に大きなリスクが伴わない地域を取材現場として選んでいるからです。
二つ目には、日本人ジャーナリストが誘拐されるという事態が起きても、現在の日本政府は自衛隊を派遣して救出作業にあたることはないだろうと考えられるからです。
米軍ですら救出作戦で何度も失敗しており、自衛隊なら尚更、そのような高度なタスクを遂行する能力を持っていません。
この方では、ないかもしれませんが^_^
政府の反対を押し切って行ったジャーナリストは、要請しちゃ、ダメですよ、
救出の要請は、しない覚悟で、行かないと…
新年おめでとうございます。
救出の要請をしているのは安田氏個人ではなく国境無き
記者団ですよね。
それはともかく、ジャーナリストの活動の公益性、政府
の自国民庇護の義務を考えると日本政府は安田氏保護の
ために最善を尽くさなければなりません。
ただ、私の中に、もう遅すぎるかなという諦めがあるこ
とは確かです。
今年もどうぞお手柔らかにお願いします。