STAP細胞問題に関する情報には圧倒的にアウトサイダーからのものが多い。

笹井氏は自死して口をつぐみ、科学コミュニティーのリークには個人的鬱憤や嫉妬が混ざる。科学者である前に人間なのだ。

急に現れた正義感溢れる自称科学ジャーナリストや、自分では研究を辞めてしまった元科学者コメンテーターの言辞には「科学的」ではないものが多い。

そういうアウトサイダーからの情報に我々は振り回され洗脳されてはいなかっただろうか?「科学」を騙るファシズムがそこになかったであろうか。

私自身、この問題にはまだまだ知らないことが多いし、科学的真理を理解する者でもない。

しかし「研究」がどういう人間関係のなかで行なわれたかということは知らねばならない。

その意味で、本書はインサイダーからの告発として価値を有するもので重く受け止めている。

私もまた素人のアウトサイダーであり、小保方氏を擁護する者ではない。だが、科学コミュニティーの中で一番格下の小保方氏一人をスケープゴートにする者でもない。

小保方氏のペテンという結果に疑義を抱く者はネトウヨか何かのように門前払いし馬鹿にする風潮がある。それは間違っている。

ひとつ確かなのは『あの日』に書かれたことが真実であれば、若山照彦氏は何らかの応答をしなければならないということだ。

STAP細胞論文から一番早く「いち抜けた~」と被害者の立場を表明した彼の行動は常軌を逸しており、『あの日』が事実であれば犯罪だ。

『あの日』が告発する通りであれば、科学者以前にポスドクの指導教官として、人間として最低である。

小保方氏がPIになった後での共同研究者としても、その行動と言動には問題ありだ。全て『あの日』が真実を述べているとすればだが。

時間があれば若山氏のネイチャー誌とのインタビューの内容が本当に小保方氏が指摘したとおりのものであるかどうか確かめるつもりである。

若山氏は本書に対して何らかの反応を示して欲しい。そして身の潔白を証明していただきたい。さもなければ、限りなく黒に近いと認識しなければならない。

何が科学者だ、サイエンスコミュニティーだ。名誉欲、金欲、嫉妬が渦巻くドロドロとした人間模様。実に汚く穢れた世界だ。今頃気付いたが遅すぎた。

これから中2のお嬢さんを教える。いやらしいオジサン達とは付き合わないようにと指導したい。

しかし、小保方さん、意気軒昂である。精神的ダメージの病的側面は微塵も感じられない。

誤字脱字失礼御免。




コメント

nophoto
はじめまして
2016年2月8日23:41

『あの日』ではないのですか??
あえて、『ある日』にしているのですか??

lister
2016年2月9日10:10

☆はじめましてさん

ご指摘ありがとうございます。『あの日』で正解。

誤字脱字失礼御免。

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