昔風にいえば、幾何問題である。

私は、元来、図形というものが嫌いで、解答を見なければ生徒に教えられないこともしばしば。

これでは生徒の信頼を失うと思い、幾何問題集というのを昨年暮れあたりに買い、毎日1時間解いている。

こんな日記を書いているということは、やはり逃げているのだろう。苦手は苦手だ。

しかし、信じて欲しいが、解き始めると面白い。段々と解けるようになると更に好きになった。

使うのは時間と紙切れくらい。1冊の薄い問題集で、短時間で、こんなに楽しめるとは実に経済的だ。

しかも、文化的人間的な考察は一切必要ない。全てペーパー上の問題だ。

この片田舎にも飛びきりの秀才がいて、みんな東大へ行ったが、例外なく理系。

国語が得意という人間は一人もいなく、小説や古典に興味がある人間を馬鹿にしていた。

日本に国際的評価を得ている文系の学部は皆無だし、ノーベル文学賞受賞の2名を除けば、日本=理系、自然科学、と思われているだろう。

今後もこのトレンドに変わりないであろうが、文系脳の開発には、ある程度の文化的素地がある土地が必要だし、長い時間と整った学習環境が必要になる。

世の中、図形問題ほど単純ではないし、人間関係、社会問題というのは幾何の問題よりよほど面白い。

そう私は思うのだ。今日は2人。これから図形問題集に戻る。





コメント

アミ
2016年2月17日14:32

私は幾何が大好きでした。
きちんと理論立てて回答が出た場合は気分もすっきり!
でも、社会に出ては、幾何なんて、必要なかった。(笑)
計算が間違わなく出来て、読み書きができて…。
大人になったら、学問は必要ないのかも。
その代り、一生、生のお勉強ですね。

hana
2016年2月17日23:47

listerさん^^

アミさんと違って私は幾何は苦手です。どうも私の脳はモノを立体的に考えることが出来ないようです(涙)かと言って、文系得意とは言い難いのですが。
文系の魅力と言えば、答えが一つではないところだと思います。

私も、未だに問題集を解いてますよ(恥)
今日も「接続法ドリル」をやりました。(正解だとうれしい 笑)
問題集で間違えるのは許されるけれど、授業の間違いはそうもいきませんものね。
がんばりましょう♫

lister
2016年2月18日16:09

☆アミさん

幾何が好きな人は本質的に頭がよく、私は今でもコンプレックス
を抱いています。羨ましい。

本当ですね、学生時代の勉強など世渡りに比べれば楽なものです。
役に立つのは受験産業に身を置く者くらい。まさに私ですね(笑)

lister
2016年2月18日16:14

☆hanaさん

私も3Dで者を考えるのが苦手で、いや2Dでもイメージを
浮かべることができなくて散々です。

そうですね、答えが人により様々というところが文系の面白
さでもあり、ストレスがたまるところでもあります。

日々是勉強。頑張りたいと思います。hanaさんもね!

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