児童ポルノ法の影響か、主に中学生のアイドルを扱う雑誌が次々と廃刊になっている。

今やアキバ系の書店がバックナンバーを高値で売っているが、アマゾンは取り扱いそのものを止めた。

露出といってもビキニになるくらいだが、臀部や性器の周辺を顕にするものだと言われれば反論できないキワドイ領域だ。

ところがDVDは次から次へと発売されており、聞くところによると露出を限界まで控えているそうだ。

ジュニアアイドルの誰が被害を受けているのかと問いたいが、警察はそんな正論を相手にせず、臀部や性器の周辺をクローズアップしているか否かで取り締まるのだろう。

ところで先日、四畳半襖の下張裁判の特集をした『面白半分』という雑誌を落札した。

猥褻か否か、それは、家族団らんの席で読み上げるのに相応しい作品か否かで決まると検察は真顔で主張したらしい。

窒息しそうになるくらい笑った。どこの誰が家族団らんの席で『四畳半襖の下張』を読み上げるのだろう。

大正時代くらいの作だと思うが、その頃の性風俗の知識、高度な擬古文を読みこなすだけの力量がないと理解できない作品である。

その作品を読んで、徒に性欲を刺激された検察官は、よほどの文学的素養を身につけ、想像力に富んだ方だったに違いない。

余計な権力の介入という点で、ジュニアアイドル雑誌、DVDに対する警察の圧力と『四畳半襖の下張』裁判は似ている。被害者がいないという点でも。

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