街頭で馬鹿でかい音量の演説。そんなもの、有権者は欲しくない。

パンフに政策を書き、街ゆく人に配ればいいじゃないか。ちゃんと会場を借りて、有権者と語り合えばいいじゃないか。

どいつもこいつも同じような選挙カーをレンタルして、名前と政党名を連呼、降りてきて握手攻め。政策なんてどうでもいい。

何人と握手できたかが勝敗を決めると、まさに候補者は「汗」をかくのである。

古色蒼然とした前時代的ドブ板・土下座選挙運動がまた始まった。

私は共産党は嫌いなのだが、一軒一軒訪問して政策を訴える運動が、何故、公職選挙法に抵触するのか全く理解できない。これは違憲だと思う。

物品のやりとりなどが起こり、選挙運動が腐敗するからダメですよ、ということらしいが、実に馬鹿げている。宴会での飲み食いはいいんですかね?

クラブが風営法の適用を受けていなくても深夜営業をできるようになった。当たり前のことである。

少し前まで、暗いところで踊っていると売春の温床になると警察は真面目にクラブを摘発していたのだ。

ただし、明るさは規則をつくりますよ、何ルクスだったか、ある程度明るくないと売春や薬物使用の温床になると、まだ取り締まる気らしいが。

戸別訪問の取り締まりも、荒唐無稽さにおいて、クラブ摘発と同じくらい馬鹿馬鹿しい。

かくして、選対委員から電話がかかってくる。電話ならいいだろうと。

ところが、電話で言ってくるのは、投票日には何党の誰それに入れて欲しいと、それだけだ。

選挙カーでも連呼するのは政党名と候補者名。こんなものは先進国の選挙運動とは言えない。

敗戦後、急に男女普通選挙が決まり、軍人がひっこんで政党政治が蘇った。しかし、国民の頭は、民主的選挙というものを理解しないままここまで来てしまった。

日本人が、日本国憲法を理解し、その理念に沿って政を行なうためにはもう何世代か必要かも知れない。

特に、政治家には明治憲法と日本国憲法の違いすら分かっていない者が多い。典型はバカ安倍である。

候補者を囲んで質疑応答をしながら投票すべき人を選ぶという大人の選挙は、まだこの国には定着していない。

明日、ではなく、今日は1人教える。



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